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「僕は別に彩に過去を見られた事はどうも思っていない。何故、自己完結して逃げようとする!一人で背負い込もうとする!周りがそれをみてどう思うか分からないのか」
ナルが怒鳴れば彩は肩を震わせる
「言わなくても分かるだと?どれだけの人にそんな目で見られたかは知らないけどな、僕が同じ反応をすると決めつけるな。誰もが同じだというなら原さんは何だ?ただ彩が不憫に見えたから同情で付き合ってるだけか?」
『っ、違…』
「何故言い切れる。誰もが同じなんだろ?」
『真砂子は違う!だって…っ』
確かに同情からかもしれないけど、真砂子は私を受け止めてくれた。背負わせる事に負い目を感じ謝れば
…謝らないでくださいまし。私は、彩に出会えて本当に嬉しいんですのよ?話してくれたことも嬉しかった…確かに辛い過去は変えられませんわ…けど彩は乗り越えようとしてるでしょう?私は…その手助けが出来たら嬉しいですわ…貴方の友として…大丈夫、私の他にもきっと分かってくださる方がいますわ…だから諦めないでくださいまし…
真砂子の言葉を思いだし彩はぎゅっと目を閉じれば涙を溢す
それにナルは手を差し出し
「…見せてくれるな?」
『……うん』
そっとナルの手に手を乗せ、ナルは目を閉じた
しばらくしてナルは目を開けた
彩は目を合わせる事が出来ず俯いていればナルのはぁ、という溜め息
それにびくつき恐る恐るといった感じで顔を上げれば今だ険しい顔のまま
…軽蔑、された?