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『っ、』
《彩!よかった、目が覚めたんだね!》
彩が目を覚ますと起き上がる
銀の安心したような声を聞くが返すどころでなく静まらない動悸に胸元をぎゅっと握る
《彩大丈夫?》
ベットにピョンと飛び乗った銀を見ればぎゅっと抱きつく
『昔の…夢……』
その言葉に大人しくされるがままになっていた銀がピクリと反応し彩の震える身体にすりよる
《ただの悪い夢だよ…今の彩にはボクだけじゃなくて助けてくれる人がいる》
『………』
《ちょっと待ってて!すぐに戻るから!》
そう言って銀が彩の腕からすり抜け部屋から出ていってしまった
急にどこかに行ってしまった銀の背中を一度見ると此処が初めて病室だと分かる
月を見ればもうすぐ日が出る頃だろう
彩は体育座りをするようにし顔を埋めた
…大丈夫…銀が言うようにただの夢だ…
もうあの日が来ることはない…けど
『まだ怖いっ…何故私は生まれたのか考えてしまう…』
「生まれた理由が必要か?」
絞り出すような声を出す彩に急に返事が返ってくればバッと顔を上げそちらを見ると病院服を着たナルがいた
…