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彩は廊下の影に隠れてぼーさん達が居なくなるのを待ち再び例の席がある場所に向かう
そこには次の時間移動教室なのかすでに他の生徒は居らず机の中身を取り出せば中に手を突っ込み探れば出てきたのは…
『あった…これは人じゃなくてこの席を対象としたものね…』
《彩…》
『厭魅を破る方法は返すか焼き捨てるか…』
セロハンテープで貼られた紙の人形に力なく椅子に座り込んだ彩に銀が心配そうに見上げれば苦笑を浮かべる
『…毎度毎度思うけど…人間って本当バカだよ…こんなもの使わなくたって…』
彩がぎゅっとそれを握りしめ息を吐くとみるみるうちに燃えていく
熱さはなく全てが燃え尽くと窓を開け灰を流す
『…全て私の一族が招いた種、か』
《っ、違う! 彩は他のやつらとは全然違う!》
『銀…ありがとう…。ここはもう大丈夫…行かなきゃいけないね』
彩は一度目を閉じればすぐに開け教室から出ていった
廊下を歩き目の前を歩いている女性を見つければ彩は呼び掛ける
『あなたにお話があります…』
その日、彩は麻衣たちのいるベースに帰ってくることはなかった
…