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【ノニエル】余計なお世話ばかりやいてしまう

2021/11/16 05:53
ノニン×エデルガルド(男女)セルフクロスオーバーSSS100個書けるかな期間
※ノニンさん不在

× × × × × × ×
「ロトア・カルノからみて、私はどう見えるか教えて欲しいんだが」

 ぱちぱちと何度か瞬きをして目の前の女の子、子というのは失礼かもだが、女性を見てぽかんとしてしまった。エデルガルドは真面目な顔でこちらをじっと見ているがその表情は客観的に見て、多分睨みつけるに近い。キッチンエリアに二人しかいない状態で尋ねられた。しかもそこそこの分数かかって切り出された話題はなんでそんなことを?と考えてしまう内容だが本人にとっては真剣なものだろうということはよくわかる。

「ええと、そうだな」

 皿についた水気をふき取りながらそのまま言っても良いのかなあ、なんて考える。考えたところで彼女が求めているんだから意味はないのかもだが。

「真面目でちゃんとしてる女の子、かな」

 ぴく、と目元が引きつったのを見ながら洗った食器の水気を粛々と拭く。

「俺に聞かないで、ほら、えっと、」

 名前を出していいもんなのか、と考え込む。誰と誰が良い仲だとかそういう話は出来るだけしないように俺はしているし、特にそこを突っ込むでもない。ましてや本人たちからの宣言がない限り「そうかも」と確信があっても言わないでいる。エデルガルドも例に漏れない。
 そういうことは俺じゃなくてノニンに聞けよ、と直接言うのは憚られる。ちらちらと視線だけで訴えれば険しい顔をますます険しくするエデルガルドがいる。その首は心なしか下へ向いた気がしたがわからない。

「参考までに、聞きたかったので。失礼」
「いや、良いんだけどさ、」

 ぎゅっと唇を引き締めるのを見て、ああもう、と要らぬお節介をやきたくなる。

「俺はあくまで俺の見てるまましか答えられないんだよ。……エデルガルドとしては勇気いるかもだけど直接聞いてみた方が確実っつうか」
「いつも同じことしか言わない場合は」
「ええ?それは……まあ、そう、いうことなんじゃない?いつもそう見えてるんだろ?」
「………」

 むすり、とされても俺にはどうしようもない。いつも同じ事言うってことはつまりそうなんじゃ。いや、なんて答えてるか知らないけど。

「わかった、聞いてみるとする」
「お、おお、そうしな」

 邪魔したな、といって去っていく背中を見ながら、余計な事言ったかな、と零してしまった。
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ついついお節介してしまうロトアさん。それなりにこいつなら大丈夫と思うと信頼してるエデルガルドさん

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