SSS倉庫

どこが好きなの?

2021/07/29 08:26
ノニン×エデルガルド(男女)CP無しSSS100個書けるかな期間
「ノニンってレスラインの何処らへん好きなんだ」
「あー、良いね、俺も気になってたー」
「お前あっちいけよ、ややこしくなっちゃうだろ」
「やだー」

 休憩室でお茶を飲んでいたら、急にサザナミ殿に話しかけられ、そこへロルフ殿まで現れた。しかもこちらが答える前にそんなやりとりを二人でしていて、話に入らなくてもいいのでは、と思ってしまう。

「も、黙秘、します」
「まーーーそうなるか」
「ええ??ソゾ、わかってて聞いたの?」

 うるせーと言いながらふたりで軽くじゃれ合うのをぼんやり見てしまう。どうしてそんなことを聞くのだろう。

「どーしてそんなこと聞いたかっつうとだなあ」
「うんうん」
「お前が相槌すんなよ」

 口ではそう言いながらも困ったように笑ってじゃれつくロルフ殿の頭を軽く撫でて宥めるように言い聞かすサザナミ殿の声はとても穏やかだ。

「レスラインが気にしてたというか」
「え」

 出来るだけ、彼女が嫌がらない範囲で言葉を選び、声に出すようにしていたのだが、ダメだったのだろうか、と思う。伝わっていないのだろうか。

「多分あれは単純に自信ないだけかなと思うけどな、環境的にレスラインのところは女の子に厳しいとこなんだろ?だから俺がこういってたぞーって言えばまあ少しはそっかってなるかと思って」
「さ、左様でしたか」

 それは、それでなんだか嫌だな、と思ってしまう。どうせなら、自分から伝えて、何度でも言いたい。

「おっさんが言っても全然相手にしないのになあえるるん」
「お前はそのふらふらしたとこが信用できねえんだろ」
「え??ひどーい、そうだけど」
「そ、そういうことでしたら、もう少し、レスライン殿に、お伝えします」

 ご厚意はありがたいが、彼女にそういった言葉を告げるなら、やはり自分から伝えておきたい。

「私の、好きな、女性なので、」
「おっ、そうだな、それがいっか、お節介だったなー」
「い、いいえ、ありがとう、ございます」

 ロルフ殿と言い、サザナミ殿といい、こうして気にかけていただけて、応援されるということは、くすぐったいものなんだなとぼんやりと思った。
× × × × × × ×

コメント

コメントを受け付けていません。