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【ギゴホラ】限界は既に突破気味

2021/07/29 08:17
ギゴウ×ホライゾン(男男)SSS100個書けるかな期間
「あー、無理、死んじゃう」
「お前はいつもそんな事を言うなぁ」

 君の所為だな、と思いながら白湯に口をつける。だって、もなにも、言えはしない。君といると一挙一動でいちいちびっくりして心臓口から出てきそうなんだよなんて言った日には笑うに決まってる。その笑顔を見ただけで天井を見て冷静になる作業がいるんだから吾輩は。……みたいなことを言った時には、そんなに好きで居てもらってありがたいな、なんて笑っていた。控えめに言って、好き。

「ギゴウ君といるとドキドキして持たないんだよ、わかる……?」
「わかるわかる」
「嘘だーー!!!」
「はははは!!!」

 肩を震わせて笑う彼を眉を下げて見つめる。く、笑ってる顔もかっこいい。困った。ちっとも、困らないのも、困った。

「俺もドキドキしてるが」
「えっ、うそ、吾輩のどこにドキドキ要素が」
「いや、好きな人はすべてがそういう要素あったりするだろ」
「わかる」

 く、とまた彼が笑う。

「なんだったら確かめると良い」

 そう言って、手首を掴まれて、そのまま心臓の上に掌を誘導される。無防備にそういう弱点へ手を招くことをしてほしくないという感情は掠めたけど、彼の方が強い可能性はある、と思えば些細な事だったし、そんな怯えることだってない、と改めて自分に言い聞かせる。

「胸板、厚っ」
「鍛えているからな、一応」
「おお……」
「体格はレヴェンデルのほうがいいだろう、色々熟知しているようだし、組み合ったら負けるのは俺かもな」

 ほら、とそのまま腕を引かれて、彼を押し倒すような体制になる。なってしまう。彼がそうした、んだけど。いやその前に体格というか背丈は吾輩が確かに高いけどそもそも肉付きとか筋肉量と思うと君の方がかなりいいと思うんだけどこんな考えしてる間にも彼は笑ってるし。

「待って、すごいいま、これ以上いけない」
「ははは!」

 上に居るんだから何かあれば勝てる、と思うのに、それ以上に緊張が酷くて、思考は全部散った。

× × × × × × ×

やかましかわいい、ってやつ

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