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【ギゴホラ】く、絶対好きじゃんそんなの

2021/07/29 08:15
ギゴウ×ホライゾン(男男)SSS100個書けるかな期間
 音、と顔を上げた。音がしたような気がした。ノックの音。

「どうぞ」

 気配から察するにギゴウ君だろうか、と思って招き入れる。扉を開けて現れたのは想像通りの人。ギゴウ君、と声に出さずに呼んで、彼を見ると、その眼が柔らかく、緩む。君って、吾輩にそういう顔よくするよね、髭のおっさんなんだけどな、とツッコミを入れながら、まあ、恋人同士だから、それは、そうなのかもしれないけどと俯く。
 決して照れ臭かったからじゃない。いや、嘘、恥ずかしい。彼に微笑まれる……、うん、そう、微笑まれると、ぐあっと体温があがる錯覚を覚える。羞恥心から湧くそれ。

「おはよう、レヴェンデル」
「おはよう、何か用だった?……今のところ仕事は順調だけど」
「用があった方が気も逸れなくて良いか?」

 ぐ、と言葉に詰まる。それは、そう。何かしら理由を用意してくれた方が心の落ち着き方が違うからその方が望ましい。

「わかってるんじゃんかぁ」

 机の上で組んだ手をせわしなく動かす。恐らくは吾輩より年上だから、だとかは関係ないかもしれない単純にギゴウ君のそつのないなんかそんな感じは経験値の問題だと思うから対人関係壊滅的にスキル低い吾輩が敵うわけがないんだけど彼の凄いところはこちらの動揺を指摘しないままにしてくれるところっていうかそういうスマートさがすっごい好きだなってなっちゃうっていうか此処まで一息。

「考え事の邪魔をしたかな」
「う、え、いや、何も、考えてない、です」
「そうか?」

 彼の指がそっと髪に触れてきて、そのまま自然に耳へ軽くかける。嘘そんなスマートすぎる動きゲームのイケメンでしか見たことない死にそう。心臓爆発した。してない。

「また難しい顔をして」
「うわー!!??」

 項を指の腹で撫でられてびっくりして椅子から立ち上がる。ちょっと膝うった。痛い。

「ははは、すまん」

 笑う顔もかっこいい、どうしよう、好き。いや浸っている場合じゃないんだけど。

「今日来たのは、お前に会いたくなってな」
「うわーーーー!!!!」

 そういうことどうしてさらっと言えるんだろう。悔しい、かっこいい。好きじゃん……。

× × × × × × ×
好きな人に強めの好きフィルターがかかっちゃう系ホライゾンさん

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