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信頼できる人

2021/04/17 05:36
ヤルヴァ×ヨルク(男男)SSS100個書けるかな期間
「通訳の男と仲が良いのか」

 バルトにそんなふうに言われてなんどか瞬きしたあと、うんと頷く。当たり障りなく人前では接しているつもりだけど友人の彼にはそう見えるのだなと思うと、よく見てもらっているというべきなのか、それとも俺がわかりやすすぎるんだろうかと考える。後者だとしても本気だとは誰も俺の様子を見てはおもわない筈だから良いと思う。

「紹介しろ」
「えー、やだよ」
「む、そうか。お前と仲が良いなら元敵兵だが信頼できると思ったのだが」
「そう言ってもらえるのは嬉しいけどね。事実彼はとても真面目だし俺も好きだよ」
「そうだろうな、お前を見ていればそう感じる」

 真面目な顔で頷かれて、ははは、と笑ってしまう。

「バルトにはそう見える?」
「お前の事はよく観察しているつもりだ」
「その言い方ホント、もう少し直さないと余計な誤解生むっていっただろ」
「直そうと努力はしたが直らん。諦めた」
「ははははは!」

 バルトとはなかなか、突っ込んで話が出来る友人だと思っている。素直過ぎるかもと思う事もあるがそこも彼のいいところだと思う。

「まあ、いずれ紹介はするよ、俺の大事な友人だから」
「そうか、大事か、なら後でもいい」
「ああ、そう?」
「ああ、独り占めしたいならそうしてろ」
「ははは、独り占めしてていいんなら暫く紹介しないよ」
「そうだな、そうしておけ。気が向いたら紹介してくれれば俺はいい」

 言い方、と思いながらもこのさっくりした物言いが好ましいと思う。時々こちらの言い分が正確に通じてないなていないなと、おもうけど。彼は彼の見方で人を見ているから、バルトの目に良く、自分の恋人が映っているならそれでいいと思った。
× × × × × × ×
バルトさんを動かすのにかいたSSSでもある

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