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【ソゾミケ】ささやかな愛こそ、幸せなのです
2019/09/25 01:07ソゾ×ミケ(男男)
──ささやかな愛こそ幸せ…
そんな言葉が隣に座っているミケと一緒にぼんやりみていた画面から流れてくる。
「そっかあ?」
そう零すとミケが不思議そうに見てくる。
「ソゾは違うんだね」
「ささやかと言わずいっぱい欲しいタイプだからなあ俺」
ささやかなんて言わず、めいっぱい愛情表現はしたいししてほしい。ミケが恥ずかしいっていうならまあ無理にしてほしいとは言わないが。
「まあ、言いたいことはわかんだけどさ、普段の何気ない事とかが…ってことだってのはさー」
「……」
「ミケがこうして時間つくって俺といちゃついてくれてるのとか?幸せっていうか愛っていうか?」
「…まあ、ソゾのことが好きじゃなきゃわざわざ時間は作らないよね」
「へへへ」
頬が緩みまくってる自覚があるがこうして言葉にされると嬉しい。
「俺は、ソゾが抱きしめてくれたり、笑いかけてくれるだけで、嬉しいよ」
「ミ」
「ダメ」
「あーーーー」
シャワーを浴びてないから、と顔を逸らされて言われてしまうと、ミケの意見を聞きたいし、そうかあ、と引き下がるようにはしてるけど、どうせ汗かくだろ…という気持ちもなくはない。ないが、まあ、気になるよなそういうとこは、とも思うから、わかる。
「いや、今のはーーーほら、下心そうでもないっつうか」
「あるにはあるんだね」
「うーーーん、ある」
耐え切れずにミケが笑いを零したのを聞いてこっちも笑いが零れる。
「ちょっとと言わずさあ、めいっぱいミケに表現したいからさー」
「手段は選んでくれてるからありがたい、って思うよ」
「元気っつっても俺も爺さんだからな」
「そう?俺達の中だと随分元気いっぱいなのに…」
「若い頃よりはこう、多少、多少はさ、落ち着いてるからさ」
「多少」
「そう、多少」
ふは、とまた笑った。ミケは良く笑うようになったよな、と思う。自惚れちゃうけど多分俺といるからかな。そうだといいけど。
「じゃあ若い頃はもっとすごかったんだね、俺は知らないけど」
「かなりな。カタシロとかにきいたらわかるぞ」
「聞かないよ、今のソゾを見てるし、まあ今後気が変わるかもしれないけど、現状どうでもいい」
「愛されてるーーーー俺ーーーー」
「はは、まあ、そうだね」
優しく抱きしめると、こっちに体重を預けてくれるミケがかわいい。
「俺も愛されてるね」
「伝わっててなによりーーー」
うん、と小さく笑って、再び身を寄せて来てくれたミケをぎゅう、と抱き寄せながら、ほんの少し、画面から相変わらず流れてくる音を小さく小さくした。
◆ ◆ ◆
タイトルは診断メーカー様より!
君に恋したあの日から。
https://shindanmaker.com/287899
そんな言葉が隣に座っているミケと一緒にぼんやりみていた画面から流れてくる。
「そっかあ?」
そう零すとミケが不思議そうに見てくる。
「ソゾは違うんだね」
「ささやかと言わずいっぱい欲しいタイプだからなあ俺」
ささやかなんて言わず、めいっぱい愛情表現はしたいししてほしい。ミケが恥ずかしいっていうならまあ無理にしてほしいとは言わないが。
「まあ、言いたいことはわかんだけどさ、普段の何気ない事とかが…ってことだってのはさー」
「……」
「ミケがこうして時間つくって俺といちゃついてくれてるのとか?幸せっていうか愛っていうか?」
「…まあ、ソゾのことが好きじゃなきゃわざわざ時間は作らないよね」
「へへへ」
頬が緩みまくってる自覚があるがこうして言葉にされると嬉しい。
「俺は、ソゾが抱きしめてくれたり、笑いかけてくれるだけで、嬉しいよ」
「ミ」
「ダメ」
「あーーーー」
シャワーを浴びてないから、と顔を逸らされて言われてしまうと、ミケの意見を聞きたいし、そうかあ、と引き下がるようにはしてるけど、どうせ汗かくだろ…という気持ちもなくはない。ないが、まあ、気になるよなそういうとこは、とも思うから、わかる。
「いや、今のはーーーほら、下心そうでもないっつうか」
「あるにはあるんだね」
「うーーーん、ある」
耐え切れずにミケが笑いを零したのを聞いてこっちも笑いが零れる。
「ちょっとと言わずさあ、めいっぱいミケに表現したいからさー」
「手段は選んでくれてるからありがたい、って思うよ」
「元気っつっても俺も爺さんだからな」
「そう?俺達の中だと随分元気いっぱいなのに…」
「若い頃よりはこう、多少、多少はさ、落ち着いてるからさ」
「多少」
「そう、多少」
ふは、とまた笑った。ミケは良く笑うようになったよな、と思う。自惚れちゃうけど多分俺といるからかな。そうだといいけど。
「じゃあ若い頃はもっとすごかったんだね、俺は知らないけど」
「かなりな。カタシロとかにきいたらわかるぞ」
「聞かないよ、今のソゾを見てるし、まあ今後気が変わるかもしれないけど、現状どうでもいい」
「愛されてるーーーー俺ーーーー」
「はは、まあ、そうだね」
優しく抱きしめると、こっちに体重を預けてくれるミケがかわいい。
「俺も愛されてるね」
「伝わっててなによりーーー」
うん、と小さく笑って、再び身を寄せて来てくれたミケをぎゅう、と抱き寄せながら、ほんの少し、画面から相変わらず流れてくる音を小さく小さくした。
◆ ◆ ◆
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君に恋したあの日から。
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