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【ソゾミケ前提】のろけ話を聞いてほしいらしい
2019/06/30 03:50CP無し
「違うんだよーな?わかるか???わかるよな???」
「まるでわからんな」
「老眼でなあ、悪いな」
「俺もなんだ、悪いな」
「嘘つけ!!カタシロは兎も角、ミハルは嘘だ!!」
机の上にのせられたソゾの手袋。微妙に色が違うのだ、という個人的にはどうでもいい理由。だが着用する本人にとってはどうでもよくないらしい理由。
ミケがくれたんだ、と嬉しそうに話しているのだが、何時も付けている手袋と微妙に色が違うの、良いだろ、というのだ。正直メーカーが違うんだろう、とか、布が違うんだろう、とか、言いたいことは山ほどある。山ほどあるのだが、違いをみて、わかってほしい、というのがソゾの言わんとしていることで、だが、生憎俺も、ミハルもわかりはしない。
「メーカーが違うんだろ」
ずばりと言ったのはミハルだ。見てもわからない、といいつつ、その違いを真面目に探そうとしているミハルは、ついにそんなことを正直に進言する。
「えーー??同じだぞ」
手袋の内側を少し覗いたあたり、メーカーのロゴはそこにあるらしい。
「じゃあ使っている布を替えたんだろ?よくある事だろうが」
「ぐううううう」
目に見えて不服だと言いたい顔だが、確かに言われてみればそうかもしれないという半々の顔をして唸ってるのは面白い。
「まあ、ソゾ、あれなんじゃないか、微妙に色も名前があるだろ、俺はわからないが、そういう可能性もあるし……それに色違いを敢えてえらんだかはともかくとして」
「ミケが買ってくれたんだ、良いだろ、存分に羨ましがれと素直に言った方が俺もカタシロも素直に言うぞ。心から羨ましがるかはさておき」
続きを言おうとして、ミハルがかぶせるように言葉を発し、あとの言いたいことは結局彼が全て言ってしまう。
「く、お、おまえら、そういうとこだぞ……好き……」
愛してるぞ、と呻きながら言うソゾに、いつも通り、ミハルがそれはどうもと返している。
◆ ◆ ◆
いいねの数だけ小話をかくーみたいなタグから。
この三人(ソゾ、カタシロ、ミハル)仲良しなんですねえ‥…ええ
「まるでわからんな」
「老眼でなあ、悪いな」
「俺もなんだ、悪いな」
「嘘つけ!!カタシロは兎も角、ミハルは嘘だ!!」
机の上にのせられたソゾの手袋。微妙に色が違うのだ、という個人的にはどうでもいい理由。だが着用する本人にとってはどうでもよくないらしい理由。
ミケがくれたんだ、と嬉しそうに話しているのだが、何時も付けている手袋と微妙に色が違うの、良いだろ、というのだ。正直メーカーが違うんだろう、とか、布が違うんだろう、とか、言いたいことは山ほどある。山ほどあるのだが、違いをみて、わかってほしい、というのがソゾの言わんとしていることで、だが、生憎俺も、ミハルもわかりはしない。
「メーカーが違うんだろ」
ずばりと言ったのはミハルだ。見てもわからない、といいつつ、その違いを真面目に探そうとしているミハルは、ついにそんなことを正直に進言する。
「えーー??同じだぞ」
手袋の内側を少し覗いたあたり、メーカーのロゴはそこにあるらしい。
「じゃあ使っている布を替えたんだろ?よくある事だろうが」
「ぐううううう」
目に見えて不服だと言いたい顔だが、確かに言われてみればそうかもしれないという半々の顔をして唸ってるのは面白い。
「まあ、ソゾ、あれなんじゃないか、微妙に色も名前があるだろ、俺はわからないが、そういう可能性もあるし……それに色違いを敢えてえらんだかはともかくとして」
「ミケが買ってくれたんだ、良いだろ、存分に羨ましがれと素直に言った方が俺もカタシロも素直に言うぞ。心から羨ましがるかはさておき」
続きを言おうとして、ミハルがかぶせるように言葉を発し、あとの言いたいことは結局彼が全て言ってしまう。
「く、お、おまえら、そういうとこだぞ……好き……」
愛してるぞ、と呻きながら言うソゾに、いつも通り、ミハルがそれはどうもと返している。
◆ ◆ ◆
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この三人(ソゾ、カタシロ、ミハル)仲良しなんですねえ‥…ええ