SSS倉庫
【ギゴホラ】残機が必要なやつ
2021/07/29 08:27ギゴウ×ホライゾン(男男)SSS100個書けるかな期間
まとめた紙類を机で軽く叩き、整える音が小さく響く。アナログな方法しかこの不思議な空間しかない。電子でもいいがやはり紙媒体が良いな、と実感しながらちらりと視線を上げると律義に自分を待っているギゴウ君の姿が見えて、もごもごと口の中で言葉を探して飲み込む。
「お、終わったよ、ギゴウ君」
「ああ、お疲れ様だな」
ソファーの空いている部分を叩いて彼が呼び寄せる。笑顔はそのままで、断るだなんて選択肢は頭に浮かばない。
「お、お邪魔しまーす……」
そっと少し距離を離して座る。ギゴウ君は少し微笑んで、その僅かに離した距離さえ詰めてしまう。
「他人行儀な」
「う、ううん、でも、その、」
恋人って何をどうしたらいいのかわからないし、距離感だって適切な度合いがわからない。いつも当たり障りなく言葉を発してあたりさわりない距離をとってしまうのだけど、ギゴウ君は文句を言うでもなくただ笑ってくれる。
「少しずつ俺に馴染んでくれればいい」
頭を撫でられる、だなんて経験は少ない。ない、と言ってもいいかもしれないがおぼろげな記憶のなかではあったような気がする。
ギゴウ君はよく頭を撫でてくれるけど、それは、酷く安心した。
「な、馴染むって言っても、」
「ほら、遠慮するな」
「ぐ、ぐ、グワアアアアア………」
優しく頭を撫でられていた、と思ったら今度は両手でもって頭を撫でられている。こ、これじゃ甘えたくなっちゃう……!!まさかこれもギゴウ君のいう馴染むとかそういうやつなんだろうか、とぐるぐるしながらどこまでも穏やかな空気に力が抜けそうになってしまう。
「膝枕してやろうか」
「えっ!!!???ひ、膝枕??」
「寝ても良いぞ」
ほら、と抱き寄せられて慌てて胸を押す。
「そ、そ、それはいい、それはいいです!!」
心臓が200個くらいないと耐えられないでしょそんなドキドキイベント、と思いながら胸を抑えて熱い顔をぱたぱたと扇ぐ。
「寝たらキスしてやりたかったのにな」
「ぎゃああああ!!や、やめてよお!!死んじゃうよお!!」
ときめきで死んじゃうと、そう言えば笑いながらギゴウ君が目じりにキスを贈ってきて、また体温が上がった。
× × × × × × ×
すぐ、ウッッて胸抑えて悶える系
「お、終わったよ、ギゴウ君」
「ああ、お疲れ様だな」
ソファーの空いている部分を叩いて彼が呼び寄せる。笑顔はそのままで、断るだなんて選択肢は頭に浮かばない。
「お、お邪魔しまーす……」
そっと少し距離を離して座る。ギゴウ君は少し微笑んで、その僅かに離した距離さえ詰めてしまう。
「他人行儀な」
「う、ううん、でも、その、」
恋人って何をどうしたらいいのかわからないし、距離感だって適切な度合いがわからない。いつも当たり障りなく言葉を発してあたりさわりない距離をとってしまうのだけど、ギゴウ君は文句を言うでもなくただ笑ってくれる。
「少しずつ俺に馴染んでくれればいい」
頭を撫でられる、だなんて経験は少ない。ない、と言ってもいいかもしれないがおぼろげな記憶のなかではあったような気がする。
ギゴウ君はよく頭を撫でてくれるけど、それは、酷く安心した。
「な、馴染むって言っても、」
「ほら、遠慮するな」
「ぐ、ぐ、グワアアアアア………」
優しく頭を撫でられていた、と思ったら今度は両手でもって頭を撫でられている。こ、これじゃ甘えたくなっちゃう……!!まさかこれもギゴウ君のいう馴染むとかそういうやつなんだろうか、とぐるぐるしながらどこまでも穏やかな空気に力が抜けそうになってしまう。
「膝枕してやろうか」
「えっ!!!???ひ、膝枕??」
「寝ても良いぞ」
ほら、と抱き寄せられて慌てて胸を押す。
「そ、そ、それはいい、それはいいです!!」
心臓が200個くらいないと耐えられないでしょそんなドキドキイベント、と思いながら胸を抑えて熱い顔をぱたぱたと扇ぐ。
「寝たらキスしてやりたかったのにな」
「ぎゃああああ!!や、やめてよお!!死んじゃうよお!!」
ときめきで死んじゃうと、そう言えば笑いながらギゴウ君が目じりにキスを贈ってきて、また体温が上がった。
× × × × × × ×
すぐ、ウッッて胸抑えて悶える系