SSS倉庫
【ノニエルが前提】朝の小さなこと
2020/12/24 04:15ノニン×エデルガルド(男女)CP無しセルフクロスオーバーSSS100個書けるかな期間
「エル姐さん、おはよっす」
「ああ、おはよう、マサチカ・クチナシ。貴様は少々挨拶が気さく過ぎる、気を付けるように」
「うっす!!」
朝早くから起きて散歩をしていると、マサチカ・クチナシとシャガがわざわざ駆け寄ってきて、先に挨拶をしてきたのはマサチカ・クチナシのほうだった。二人とも、私もだが、生まれも育ちも違う。どういうわけかこんな奇妙な空間で共同生活をしているが、それなりに上手く回せている、のは自然と統率を行っている奴らのおかげなんだろうと思う。
「マサチカ、お前エデルガルドさんの話きいてたー??あ、おはようございます!!」
「ああ、おはよう」
「聞いてたってー!!エル姐さんそんな怖くないから大丈夫っすよシャガ君」
「ビビってるとかそういうんじゃなくって!!」
二人とも随分仲がいいらしい。マサチカ・クチナシの方が年が上らしいが、年の差を感じさせない振る舞いをする。彼は少しばかり幼いような気さえするが顔立ちの所為だろうか。
「どうでもいい。朝から元気がいいのは構わんのだが、少し声は抑えろ」
「はーーい」
にこにこと笑うマサチカ・クチナシはあまり私にたいして恐怖はないらしい。それはそれでなんとも居心地が、良くない、というべきか落ち着かない。
「ノニンさんは一緒じゃないんっすか」
「バカ、お前、バッカ!!」
「えっ、なになに!」
シャガがマサチカ・クチナシの襟首を掴んだのは恐らく私の表情が変わったのを見たんだろう。掴まれた方は気にしていないらしいが。
「何故あの男の名前が出るのか知らんが、四六時中一緒にいるわけじゃない。奴に用事があるなら直接」
「え、そーいうんじゃなくって、」
「お前もうよせって!!ノニンさんに凄い顔されても知らないからーー!俺!」
「……あの男はそんな度量は狭くない筈だが」
今度は二人ともがきょとんとこっちを見るのがわからない。何か不味い事でも言ったのかと考えるが、失言してはいないはずだ。事実のはずだ。
「エル姐さんもーちょっとノニンさんに突っ込んで話したほうがい」
「お前余計なお世話って言葉知ってるか!?」
「おー!!知ってるっすよ!!シャガ君とこにもあるんっすね」
良いからもう、と言いながらシャガがマサチカ・クチナシを引きずるように連れていくのを見ているしかない。
「……そ、そんなに、心が狭い男では、無いはずなんだが、」
私の思い込みなのだろうか、と悩みながら、賑やかな二人をただ見送った。
× × × × × × ×
小話100個かけるかなチャレンジ!
若者とえるるん()
「ああ、おはよう、マサチカ・クチナシ。貴様は少々挨拶が気さく過ぎる、気を付けるように」
「うっす!!」
朝早くから起きて散歩をしていると、マサチカ・クチナシとシャガがわざわざ駆け寄ってきて、先に挨拶をしてきたのはマサチカ・クチナシのほうだった。二人とも、私もだが、生まれも育ちも違う。どういうわけかこんな奇妙な空間で共同生活をしているが、それなりに上手く回せている、のは自然と統率を行っている奴らのおかげなんだろうと思う。
「マサチカ、お前エデルガルドさんの話きいてたー??あ、おはようございます!!」
「ああ、おはよう」
「聞いてたってー!!エル姐さんそんな怖くないから大丈夫っすよシャガ君」
「ビビってるとかそういうんじゃなくって!!」
二人とも随分仲がいいらしい。マサチカ・クチナシの方が年が上らしいが、年の差を感じさせない振る舞いをする。彼は少しばかり幼いような気さえするが顔立ちの所為だろうか。
「どうでもいい。朝から元気がいいのは構わんのだが、少し声は抑えろ」
「はーーい」
にこにこと笑うマサチカ・クチナシはあまり私にたいして恐怖はないらしい。それはそれでなんとも居心地が、良くない、というべきか落ち着かない。
「ノニンさんは一緒じゃないんっすか」
「バカ、お前、バッカ!!」
「えっ、なになに!」
シャガがマサチカ・クチナシの襟首を掴んだのは恐らく私の表情が変わったのを見たんだろう。掴まれた方は気にしていないらしいが。
「何故あの男の名前が出るのか知らんが、四六時中一緒にいるわけじゃない。奴に用事があるなら直接」
「え、そーいうんじゃなくって、」
「お前もうよせって!!ノニンさんに凄い顔されても知らないからーー!俺!」
「……あの男はそんな度量は狭くない筈だが」
今度は二人ともがきょとんとこっちを見るのがわからない。何か不味い事でも言ったのかと考えるが、失言してはいないはずだ。事実のはずだ。
「エル姐さんもーちょっとノニンさんに突っ込んで話したほうがい」
「お前余計なお世話って言葉知ってるか!?」
「おー!!知ってるっすよ!!シャガ君とこにもあるんっすね」
良いからもう、と言いながらシャガがマサチカ・クチナシを引きずるように連れていくのを見ているしかない。
「……そ、そんなに、心が狭い男では、無いはずなんだが、」
私の思い込みなのだろうか、と悩みながら、賑やかな二人をただ見送った。
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小話100個かけるかなチャレンジ!
若者とえるるん()