Garnet
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キッドを探して当てもなく歩いていると、いきなり数人の男に囲まれる。
「お嬢ちゃん、ひとりで買い物?」
「ちょっと来いよ」
急に声をかけたかと思うと、乱暴に手首を掴まれ、引っ張られるようにして連れていかれる。
離してください、と言ったところで離してくれる訳などないし、意味がない。
「お前、さっきキャプテン・キッドと歩いてた女だろ」
「・・・!」
「あいつの女か?」
「違います、そんなんじゃないです」
いきなりそんなことを聞かれ、間髪入れずに全力できっぱりと否定する。
すると男はニヤリと笑ったが、その笑顔に寒気がした。
「じゃあ問題ないよな」
乱暴にはしないから大丈夫だぜ、と言って、なまえの服に手を掛ける。
「嫌っ、やめて・・・!!」
恐怖で頭がパニックになる。
「騒ぐなよ、優しくしてやるからさ」
「やめて!!」
抵抗するなまえには構わず、洋服のボタンを一つずつ外していく男の手に激しい嫌悪感が沸き上がる。
「やめて!」
隙をついて渾身の力で男達の腕を払い、なまえは逃げ出そうとした。
「この女!!」
その行動に腹を立てた男が、なまえを怒鳴り付けて蹴り飛ばす。
「大人しくしてりゃあいいものを・・・」
男は倒れ込んだなまえを担いで歩き出す。
「良く見りゃ良い女だ、高く売れそうだ」
当分遊んで暮らせそうだ、などとニヤニヤしながら話す男達。
売る・・?
私を?
恐怖で身体が動かない。
「早く船に連れてけよ。ユースタスが来たら面倒だ」
「誰が来たら面倒だって?」
後ろから、怒気のこもった低い声が聞こえた。
「え・・・?」
振り向くと、鋭い目付きで男達を睨み付けるキッドの姿があった。
その形相は、まさに、鬼だ。
「誰が来たら面倒だって? あぁ?」
もう一度言ってみろよ、とつかつかと男たちに歩み寄る。
そのあまりの殺気に、男たちは顔色を変える。
「随分といい度胸してんじゃねぇか」
低い声から読み取れるのは、燃えるような怒り。
“誰の女に手を出してんだ”
敵わないと思ったのだろう、男達はナイフや銃を取り出してキッドに向かう。
「この女、俺達が貰うぜ」
「イカれた事言ってんじゃねェ。全員、無事で帰れると思うな」
その言葉を合図に、男達はキッドに向かって攻撃を仕掛けた。
しかし、金属相手にキッドの能力に敵うはずはない。
「なまえ!!」
キッドはすぐになまえのところへと駆け寄る。
大丈夫か、と声を掛け、その風貌からは予想がつかないほど優しくなまえを抱き起こす。
キッドの顔を見たら、一気に涙が溢れてきた。
「何もされてねぇか」
なまえの乱れた洋服を見ると、何をされそうになったかは予想できる。
よほど怖かったのか、なまえの涙は止まらない。
船に戻るぞ、とキッドはなまえを優しく抱き上げた。
なまえはキッドの首に腕を回して、ぎゅうっと抱き付く。
「怖かった・・・」
涙声で呟くなまえを抱き締める腕に少しだけ力を込めて、キッドは船へと戻った。
「お嬢ちゃん、ひとりで買い物?」
「ちょっと来いよ」
急に声をかけたかと思うと、乱暴に手首を掴まれ、引っ張られるようにして連れていかれる。
離してください、と言ったところで離してくれる訳などないし、意味がない。
「お前、さっきキャプテン・キッドと歩いてた女だろ」
「・・・!」
「あいつの女か?」
「違います、そんなんじゃないです」
いきなりそんなことを聞かれ、間髪入れずに全力できっぱりと否定する。
すると男はニヤリと笑ったが、その笑顔に寒気がした。
「じゃあ問題ないよな」
乱暴にはしないから大丈夫だぜ、と言って、なまえの服に手を掛ける。
「嫌っ、やめて・・・!!」
恐怖で頭がパニックになる。
「騒ぐなよ、優しくしてやるからさ」
「やめて!!」
抵抗するなまえには構わず、洋服のボタンを一つずつ外していく男の手に激しい嫌悪感が沸き上がる。
「やめて!」
隙をついて渾身の力で男達の腕を払い、なまえは逃げ出そうとした。
「この女!!」
その行動に腹を立てた男が、なまえを怒鳴り付けて蹴り飛ばす。
「大人しくしてりゃあいいものを・・・」
男は倒れ込んだなまえを担いで歩き出す。
「良く見りゃ良い女だ、高く売れそうだ」
当分遊んで暮らせそうだ、などとニヤニヤしながら話す男達。
売る・・?
私を?
恐怖で身体が動かない。
「早く船に連れてけよ。ユースタスが来たら面倒だ」
「誰が来たら面倒だって?」
後ろから、怒気のこもった低い声が聞こえた。
「え・・・?」
振り向くと、鋭い目付きで男達を睨み付けるキッドの姿があった。
その形相は、まさに、鬼だ。
「誰が来たら面倒だって? あぁ?」
もう一度言ってみろよ、とつかつかと男たちに歩み寄る。
そのあまりの殺気に、男たちは顔色を変える。
「随分といい度胸してんじゃねぇか」
低い声から読み取れるのは、燃えるような怒り。
“誰の女に手を出してんだ”
敵わないと思ったのだろう、男達はナイフや銃を取り出してキッドに向かう。
「この女、俺達が貰うぜ」
「イカれた事言ってんじゃねェ。全員、無事で帰れると思うな」
その言葉を合図に、男達はキッドに向かって攻撃を仕掛けた。
しかし、金属相手にキッドの能力に敵うはずはない。
「なまえ!!」
キッドはすぐになまえのところへと駆け寄る。
大丈夫か、と声を掛け、その風貌からは予想がつかないほど優しくなまえを抱き起こす。
キッドの顔を見たら、一気に涙が溢れてきた。
「何もされてねぇか」
なまえの乱れた洋服を見ると、何をされそうになったかは予想できる。
よほど怖かったのか、なまえの涙は止まらない。
船に戻るぞ、とキッドはなまえを優しく抱き上げた。
なまえはキッドの首に腕を回して、ぎゅうっと抱き付く。
「怖かった・・・」
涙声で呟くなまえを抱き締める腕に少しだけ力を込めて、キッドは船へと戻った。