ミモザの花が咲く頃に
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カメラマンたちに目掛けて飛んできたのは、鋭い鮮やかな新緑の葉だった。
その後ろから、アーティがゆっくりと近付いてくる。
「君たち、一体何の用?」
落ち着いているアーティに対し、ハハコモリは攻撃の体制を崩さない。
少しインタビューさせていただいておりまして、と笑顔で返すインタビュアーに、アーティも笑顔で言葉を返した。
「ふうん。最近のテレビ局は、女の子ひとりをポケモンたちで取り囲んでインタビューするんだねえ」
最初こそ穏やかな笑みを浮かべていたインタビュアーだったが、アーティのその言葉にわずかに表情が変わった。
「この子、僕の招待客なんだよね。怖がらせるような真似はやめてくれる?」
「それは失礼いたしました。今日のお祭りの話をお伺いしたかったものですから・・・」
アーティとハハコモリが、なまえを庇うように前に立つ。
細身で長身のアーティの背中は、完全になまえの姿を隠した。
「もう一度訊くよ。君たち・・何の用?」
一歩も退かないアーティの容赦ない追及に、カメラマンは小さく舌打ちした。
「ダーテング、リーフブレード!」
「ドレディア、花びらのまい!」
指示を受けた2匹は、いきなり攻撃を仕掛ける。
「ハハコモリ、シザークロス!」
お互いの技が激突し、砂煙が上がる。
「君たち、今回の件・・・何か知ってるって感じで解釈していいのかな?それだったら話は早いけど」
答えこそ返ってこなかったが、この態度は間違いない、何かがある。
そう確証を持つには十分すぎた。
両者一歩も譲ることない睨み合いが続く。
事態が変わったのは、その直後だった。
「ミルホッグ、催眠術!」
その後ろから、アーティがゆっくりと近付いてくる。
「君たち、一体何の用?」
落ち着いているアーティに対し、ハハコモリは攻撃の体制を崩さない。
少しインタビューさせていただいておりまして、と笑顔で返すインタビュアーに、アーティも笑顔で言葉を返した。
「ふうん。最近のテレビ局は、女の子ひとりをポケモンたちで取り囲んでインタビューするんだねえ」
最初こそ穏やかな笑みを浮かべていたインタビュアーだったが、アーティのその言葉にわずかに表情が変わった。
「この子、僕の招待客なんだよね。怖がらせるような真似はやめてくれる?」
「それは失礼いたしました。今日のお祭りの話をお伺いしたかったものですから・・・」
アーティとハハコモリが、なまえを庇うように前に立つ。
細身で長身のアーティの背中は、完全になまえの姿を隠した。
「もう一度訊くよ。君たち・・何の用?」
一歩も退かないアーティの容赦ない追及に、カメラマンは小さく舌打ちした。
「ダーテング、リーフブレード!」
「ドレディア、花びらのまい!」
指示を受けた2匹は、いきなり攻撃を仕掛ける。
「ハハコモリ、シザークロス!」
お互いの技が激突し、砂煙が上がる。
「君たち、今回の件・・・何か知ってるって感じで解釈していいのかな?それだったら話は早いけど」
答えこそ返ってこなかったが、この態度は間違いない、何かがある。
そう確証を持つには十分すぎた。
両者一歩も譲ることない睨み合いが続く。
事態が変わったのは、その直後だった。
「ミルホッグ、催眠術!」