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予想外だったのは差出人だけではなく。
手紙の内容も、まったく想定が出来ない。
一体何なのか、誰も検討がつかない。
モビーディック号の甲板、白ひげを囲むようにして隊長たちが集まる。
誰一人として何も話さない。素人でも解るような、緊張感が張り詰める重苦しい空気の中、手紙の封を開けたのはマルコだった。
白ひげ海賊団のNo.2として白ひげを支え、様々なことを経験して乗り越えてきた百戦錬磨の彼でさえ、手紙を読みながら、思わず目を見開いた。
大怪我をしていたなまえを、ローが偶然見つけて助けたこと。
今現在、彼女はハートの海賊団の船に乗っていること。
今は元気に過ごしていること。
シンプルに要件だけをしっかりとまとめたわかりやすい手紙は、状況を把握するには充分だった。
ーなまえは、生きていた。
「良かった・・・!!」
この吉報に、真っ先に安堵の声を上げたのはエースだった。
その次に、隊長達から歓声があがった。
誰よりも責任を感じ、自分を責め続けていたのはエースはもちろん、隊長達も、心を痛めていたのだ。
危険な状況でないのであれば、誰のところにいても構わなかった。
それは構わないのだが。
「しかし・・トラファルガーの船は、今どこにいるのかよい」
さすがにどの辺りを航海しているのかまでは書いてはおらず、どこにいるのかはわからない。
こんな状況の中だ、命さえあってくれれば贅沢は言わないが、どこにいるのかぐらいは知っておかなければならないだろう。
だが、ローに手紙を出したところで、きちんと返事が返ってくる保証はない。
むしろ、本来ならば敵対する立場にあるローが、白ひげ宛に手紙を出したこと自体が奇跡的かもしれない。
ひとまず安心とはいえ、そう簡単に片付いてくれるような状況ではないことは理解が出来た。
なまえ、
あんな状況の中で、命があった。
それが何を指し示すのかわかるか?
お前は、死ぬべき人間ではなかったんだよい。
手紙の内容も、まったく想定が出来ない。
一体何なのか、誰も検討がつかない。
モビーディック号の甲板、白ひげを囲むようにして隊長たちが集まる。
誰一人として何も話さない。素人でも解るような、緊張感が張り詰める重苦しい空気の中、手紙の封を開けたのはマルコだった。
白ひげ海賊団のNo.2として白ひげを支え、様々なことを経験して乗り越えてきた百戦錬磨の彼でさえ、手紙を読みながら、思わず目を見開いた。
大怪我をしていたなまえを、ローが偶然見つけて助けたこと。
今現在、彼女はハートの海賊団の船に乗っていること。
今は元気に過ごしていること。
シンプルに要件だけをしっかりとまとめたわかりやすい手紙は、状況を把握するには充分だった。
ーなまえは、生きていた。
「良かった・・・!!」
この吉報に、真っ先に安堵の声を上げたのはエースだった。
その次に、隊長達から歓声があがった。
誰よりも責任を感じ、自分を責め続けていたのはエースはもちろん、隊長達も、心を痛めていたのだ。
危険な状況でないのであれば、誰のところにいても構わなかった。
それは構わないのだが。
「しかし・・トラファルガーの船は、今どこにいるのかよい」
さすがにどの辺りを航海しているのかまでは書いてはおらず、どこにいるのかはわからない。
こんな状況の中だ、命さえあってくれれば贅沢は言わないが、どこにいるのかぐらいは知っておかなければならないだろう。
だが、ローに手紙を出したところで、きちんと返事が返ってくる保証はない。
むしろ、本来ならば敵対する立場にあるローが、白ひげ宛に手紙を出したこと自体が奇跡的かもしれない。
ひとまず安心とはいえ、そう簡単に片付いてくれるような状況ではないことは理解が出来た。
なまえ、
あんな状況の中で、命があった。
それが何を指し示すのかわかるか?
お前は、死ぬべき人間ではなかったんだよい。