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「なんだか最近、キャプテンとなまえ・・・いい感じになってきたよね」
ベポがぽつりとそう言うと、シャチもペンギンも確かに、と答えた。
最初の頃の彼女はどこか塞ぎこんでいたような感じだったが、今ではそんな様子もすっかりなくなり、笑顔が増えた。
ローも以前よりは、どこかやわらかくなったような気もしていた。
仲良くなってくれて嬉しいと喜ぶベポだったが、シャチには一つだけ気がかりなことがあった。
「なまえちゃんは、いつまでおれたちと一緒にいられるんだろうな・・・」
その一言で、はっと空気が変わってしまった。
けれど、シャチの言うことは間違ってはいない。
彼女はもともと白ひげ海賊団にいたのだ、いつまでも一緒にいられるとは限らない。
ずっとなまえと一緒にいたいよ、と小さく呟いたベポの肩をペンギンが励ますように叩いた。
そんな3人の会話を、扉の外からローが聞いていたとは知らずに。
「・・・・・」
ローもわかってはいるのだ、
彼女がずっとこの船にいる保証はないことを。
白ひげ海賊団は、まだ彼女を探し続けているのだろうか。
それとも・・・
彼女は死んだと思っているのだろうか。
もし、そう思っているのだとしたら・・・
ずっと黙っていればいいのだ、彼女が生きていることを。
そうすれば彼女はずっとここに、ハートの海賊団にいられる。
考えたこともなかった、考えたくもなかった。
彼女がここから、この船から、
自分の隣から、いなくなってしまうことを。
認めたくなかった。
けれど想像以上に惹かれていた、なまえという存在に。
嬉しい反面、怖かった。
あの人のように、なってほしくないー
自分が大切に想っていた人たちは、皆いなくなってしまった。
この世界に、ローだけを残して。
世界は不平等だ。
この世界に残っているのは、憎い存在だけ。
いくらその身を切り刻んでも、足りないほどに。
世界は、不平等なのだ。
ベポがぽつりとそう言うと、シャチもペンギンも確かに、と答えた。
最初の頃の彼女はどこか塞ぎこんでいたような感じだったが、今ではそんな様子もすっかりなくなり、笑顔が増えた。
ローも以前よりは、どこかやわらかくなったような気もしていた。
仲良くなってくれて嬉しいと喜ぶベポだったが、シャチには一つだけ気がかりなことがあった。
「なまえちゃんは、いつまでおれたちと一緒にいられるんだろうな・・・」
その一言で、はっと空気が変わってしまった。
けれど、シャチの言うことは間違ってはいない。
彼女はもともと白ひげ海賊団にいたのだ、いつまでも一緒にいられるとは限らない。
ずっとなまえと一緒にいたいよ、と小さく呟いたベポの肩をペンギンが励ますように叩いた。
そんな3人の会話を、扉の外からローが聞いていたとは知らずに。
「・・・・・」
ローもわかってはいるのだ、
彼女がずっとこの船にいる保証はないことを。
白ひげ海賊団は、まだ彼女を探し続けているのだろうか。
それとも・・・
彼女は死んだと思っているのだろうか。
もし、そう思っているのだとしたら・・・
ずっと黙っていればいいのだ、彼女が生きていることを。
そうすれば彼女はずっとここに、ハートの海賊団にいられる。
考えたこともなかった、考えたくもなかった。
彼女がここから、この船から、
自分の隣から、いなくなってしまうことを。
認めたくなかった。
けれど想像以上に惹かれていた、なまえという存在に。
嬉しい反面、怖かった。
あの人のように、なってほしくないー
自分が大切に想っていた人たちは、皆いなくなってしまった。
この世界に、ローだけを残して。
世界は不平等だ。
この世界に残っているのは、憎い存在だけ。
いくらその身を切り刻んでも、足りないほどに。
世界は、不平等なのだ。