ミスティーブルーのきらめき
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次の日、祭りへ向かう人の波に従って、一味も会場へとやって来ていた。
まだ開始の時刻までは時間があったが、すでにすごい人だかりが出来ており、会場は熱気に包まれていた。
到着するや、ルフィは大量の料理に目を輝かせ、ゾロは酒を選びに、フランキーはとりあえずコーラを取りに・・・と各々が行動している中、ロビンはあるものに目を止めていた。
この祭りのメインステージなのだろう、目の前には花で飾られた大きな舞台があり、その上にはたくさんの作物などが供えられている。
その中心に祀られている、七色の扇。
それは一際存在感を放っており、明らかに特別なものであることを物語っていた。
学者の血が騒いだのか、ロビンは近くにいた優しそうな年配の女性に、あの扇は何かと尋ねた。
「あの扇はね、虹神の力が秘められている。この島の宝だよ」
“宝”というワードに、いち早く反応したのはナミだった。
興味津々で嬉しそうに目を輝かせる姿は、まさに“泥棒猫”の別名そのものだった。
そんな様子に気付いたのか、女性は、あの扇には絶対に触れてはいけないよ、と優しくもしっかりと釘を差した。
あの扇は虹神の力が宿っているとされ、≪選ばれし者≫しか触れることは出来ないのだという。
何年か前にあの扇を盗もうとした盗賊がいたが、突然扇から黒い炎があがり、盗賊の腕を焼き尽くしたらしい。
穏やかな口調とはまったく正反対の恐ろしい内容に、ナミはがっかりと肩を落とした。
「その、選ばれし者って?」
「マーサ様となまえ様のことだよ。お二人は、虹神の力を分け与えられた先人の子孫なんだ」
ふたりは選ばれし者として、先祖代々ジュエル島を守ってきたのだという。
祭りの開始を知らせる鐘の音が島に響き渡ると、ざわざわと騒がしかった場は、一気に静まり返る。
鐘の音だけが聞こえる静寂の中で、長老マーサがゆっくりと舞台に上がってきた。
その後に姿を表したのは、豪華な衣装をその身に纏った、なまえだった。