ミスティーブルーのきらめき
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そこから先は、大乱闘だった。
圧倒的に不利なのは一味のほうだった。
相手はここにいるはずのない幻・・・幻影を相手に戦っているのだ、
体力だけが削られていく。
一番の問題は、カイルとなまえが能力者ではないことだ。
能力者ならば、簡単に言えば良くも悪くも能力を封じてしまえば良いだけの話だが、そうではない。
それが決定的な、大きな違いだった。
なまえを傷つけるわけにはいかない。
しかしどうすればいいのか、この状況の打開策も、解決策も見つからない。
体力的な面でも、さすがに時間の問題となってきた。
「諦めてなまえを渡せ、麦わら。なまえのこの力があれば・・・世界はひっくり返る!!仲間を犠牲にしても・・・それでもこれが、叶えるべき未来だ!!」
余命わずかの仲間の命と引き換えにしても。
なまえの夢と未来を、奪ったとしても。
家族と己の人生を狂わせた世界政府に復讐する。
それが、カイルという人間の描いた、《あるべき未来》なのだ。
その引き金を引いたのは、庶民を守るはずの政府であり、
《正義》を掲げた海軍である。
誰が被害者で、誰が加害者なのか。
誰が正義で、誰が悪なのか。
でも、それでも。
「お前が何をしようと、お前の勝手だ。じいちゃんが昔したことも・・・間違ってないとは言えねェ。・・・でも、」
誰が間違いで、誰が正しいのか。
見つからない答えの中でも、
ただ一つだけ、正しいことは。
「それとなまえは・・・何も関係ねェ!!!」
ルフィの鬼気迫る怒鳴り声に、一瞬だけ、
カイルが初めて、ほんの一瞬、確かに怯んだ。
『そろそろ、終わりにしましょう・・・』
ルフィの声に応えたのは、なまえの冷たい声だった。
その手に持つ扇が、藍色に輝きだす。
彼女は、最強の大技を放とうとしていた。
まずいと、誰もが目を見開いたその時。
「なまえっ!!」
『!?』
扇を振ろうとした瞬間、ゾロはなまえを目掛けて突っ込んだ。
「何だと・・・!!?」
カイルが目を見開く。
ゾロとなまえの身体は宙に舞い、そして海へと落ちていった。
圧倒的に不利なのは一味のほうだった。
相手はここにいるはずのない幻・・・幻影を相手に戦っているのだ、
体力だけが削られていく。
一番の問題は、カイルとなまえが能力者ではないことだ。
能力者ならば、簡単に言えば良くも悪くも能力を封じてしまえば良いだけの話だが、そうではない。
それが決定的な、大きな違いだった。
なまえを傷つけるわけにはいかない。
しかしどうすればいいのか、この状況の打開策も、解決策も見つからない。
体力的な面でも、さすがに時間の問題となってきた。
「諦めてなまえを渡せ、麦わら。なまえのこの力があれば・・・世界はひっくり返る!!仲間を犠牲にしても・・・それでもこれが、叶えるべき未来だ!!」
余命わずかの仲間の命と引き換えにしても。
なまえの夢と未来を、奪ったとしても。
家族と己の人生を狂わせた世界政府に復讐する。
それが、カイルという人間の描いた、《あるべき未来》なのだ。
その引き金を引いたのは、庶民を守るはずの政府であり、
《正義》を掲げた海軍である。
誰が被害者で、誰が加害者なのか。
誰が正義で、誰が悪なのか。
でも、それでも。
「お前が何をしようと、お前の勝手だ。じいちゃんが昔したことも・・・間違ってないとは言えねェ。・・・でも、」
誰が間違いで、誰が正しいのか。
見つからない答えの中でも、
ただ一つだけ、正しいことは。
「それとなまえは・・・何も関係ねェ!!!」
ルフィの鬼気迫る怒鳴り声に、一瞬だけ、
カイルが初めて、ほんの一瞬、確かに怯んだ。
『そろそろ、終わりにしましょう・・・』
ルフィの声に応えたのは、なまえの冷たい声だった。
その手に持つ扇が、藍色に輝きだす。
彼女は、最強の大技を放とうとしていた。
まずいと、誰もが目を見開いたその時。
「なまえっ!!」
『!?』
扇を振ろうとした瞬間、ゾロはなまえを目掛けて突っ込んだ。
「何だと・・・!!?」
カイルが目を見開く。
ゾロとなまえの身体は宙に舞い、そして海へと落ちていった。