ミスティーブルーのきらめき
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氷のような冷たい視線が、一味を射抜いた。
凍てつくようなその目は、優しかった彼女からは想像がつかない。
まるで別人のような、そんな気までしてくるほどだ。
戸惑っている間に、扇が大きく開かれた。
『罪深き者に、天の裁きを』
その声と共に、扇は七色に輝きはじめた。
その神々しい輝きは、どんな宝石よりも美しい光だ。
『セプトクルール・シトリーノ』
黄色に光った扇が大きく揺れる。
次の瞬間、激しい轟音とともに一味を襲ったのは、強い雷だった。
「きゃーっ!!」
ナミの悲鳴が響く。
その強さと衝撃に、全員の身体が吹き飛ばされる。
その威力は、半端ではなかった。
「なんて力だ・・・!!」
雷で突き破られた天井から、太陽の光が差し込む。
立ち上がることもままならない中、なまえは容赦なく扇を振った。
『虹の神よ、荒れ狂え!』
なまえの声に応えるように、紫色に光りだす扇。
はじめて目の当たりにした、なまえの能力。
その予想以上の威力に、芽生えたのは恐怖だった。
どんな力が秘められているのか、まったく想像もつかない。
「これは、本気でヤバいぞ・・・!!!」
いつも冷静なゾロでさえ、今回ばかりは焦りの色を見せた。
抗うことの出来ない、自然を操るこの力は本当にとんでもないものであることを、彼女は今 目の前で証明している。
“世界最強”は、過言ではないということを確かに示していた。
『セプトクルール・アメティスタ』
再び扇が振られ、ざわりと静かに風が揺れる。
不気味なほどの静けさが、一瞬世界を包んだ。
「・・・!?」
その異変にいち早く気付いたのは、優秀な航海士の持ち合わせる天性の才能だった。
「来るわ!!!」
その叫びと同時に、暴風が吹き荒れた。
その場に留まることが出来ず、全員の身体が浮き、自由を奪われる。
海上で遭遇する嵐とは違い、澄みきった青空の下なのに風だけが暴れている。
まるで風が意志を持ち、自由に動いているかのように。
「これが“神”・・・!!!」
驚いているのは麦わらの一味だけではない。
今回の元凶、カイルも同じことだった。
自分が望み続けて、やっと手に入れた力の想像以上の威力を目の当たりにして、彼に芽生えたのはそれだけでない。
やっとそれを手にした達成感。
これを自由に使える優越感。
この力で、長年の目的を果たせるという期待。
“これですべて、思うようになる”のだ。
「グロリアス!!」
自然とカイルの口から出た言葉が意味したものは、
神々しい力への称賛か、
己の計画が実を結ぼうとしていることへの安堵か、
どちらともなのか、それともどれでもないのか。
凍てつくようなその目は、優しかった彼女からは想像がつかない。
まるで別人のような、そんな気までしてくるほどだ。
戸惑っている間に、扇が大きく開かれた。
『罪深き者に、天の裁きを』
その声と共に、扇は七色に輝きはじめた。
その神々しい輝きは、どんな宝石よりも美しい光だ。
『セプトクルール・シトリーノ』
黄色に光った扇が大きく揺れる。
次の瞬間、激しい轟音とともに一味を襲ったのは、強い雷だった。
「きゃーっ!!」
ナミの悲鳴が響く。
その強さと衝撃に、全員の身体が吹き飛ばされる。
その威力は、半端ではなかった。
「なんて力だ・・・!!」
雷で突き破られた天井から、太陽の光が差し込む。
立ち上がることもままならない中、なまえは容赦なく扇を振った。
『虹の神よ、荒れ狂え!』
なまえの声に応えるように、紫色に光りだす扇。
はじめて目の当たりにした、なまえの能力。
その予想以上の威力に、芽生えたのは恐怖だった。
どんな力が秘められているのか、まったく想像もつかない。
「これは、本気でヤバいぞ・・・!!!」
いつも冷静なゾロでさえ、今回ばかりは焦りの色を見せた。
抗うことの出来ない、自然を操るこの力は本当にとんでもないものであることを、彼女は今 目の前で証明している。
“世界最強”は、過言ではないということを確かに示していた。
『セプトクルール・アメティスタ』
再び扇が振られ、ざわりと静かに風が揺れる。
不気味なほどの静けさが、一瞬世界を包んだ。
「・・・!?」
その異変にいち早く気付いたのは、優秀な航海士の持ち合わせる天性の才能だった。
「来るわ!!!」
その叫びと同時に、暴風が吹き荒れた。
その場に留まることが出来ず、全員の身体が浮き、自由を奪われる。
海上で遭遇する嵐とは違い、澄みきった青空の下なのに風だけが暴れている。
まるで風が意志を持ち、自由に動いているかのように。
「これが“神”・・・!!!」
驚いているのは麦わらの一味だけではない。
今回の元凶、カイルも同じことだった。
自分が望み続けて、やっと手に入れた力の想像以上の威力を目の当たりにして、彼に芽生えたのはそれだけでない。
やっとそれを手にした達成感。
これを自由に使える優越感。
この力で、長年の目的を果たせるという期待。
“これですべて、思うようになる”のだ。
「グロリアス!!」
自然とカイルの口から出た言葉が意味したものは、
神々しい力への称賛か、
己の計画が実を結ぼうとしていることへの安堵か、
どちらともなのか、それともどれでもないのか。