ミスティーブルーのきらめき
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「待ちくたびれたぜ」
この場所を一言で表すならば、“不気味”という言葉がぴったりだった。
渡された地図が示した島は、人の気配どころか、鳥の鳴き声も聞こえない。
不自然なほどの静けさの中に、今にも崩れそうな古びた城が悠然と聳え立っていた。
誘われるように城の中に入った一味を出迎えたのは、島の静けさとはミスマッチな豪華な装飾と、サニー号へとやってきた刺客だった。
「遅すぎて来ないかと思ってたところだ」
相変わらず人の心を逆撫でするような、挑発としか思えない言葉と呆れた様子を見せるその男に、途端に機嫌を悪くしたサンジとフランキーが舌打ちをした。
そんなふたりを気に留める様子もなく、そういえば名乗ってなかったな、と今さら思い出したように言う。
「俺の名はレイス。よろしく」
「よろしくされる覚えはねぇよ」
「ずいぶん冷たいな、兄ちゃん」
きつく突っかかるサンジに対して笑っているレイスは、まるでこの状況を楽しんでいるかのようだ。
「なまえは本当にここにいるの?」
とても人がいそうな気配はない。
ナミの鋭い問いかけに、レイスはもちろん、と即答した。
その余裕を感じさせるような笑みに、ゾロは直感的に感じ取った。
何かがある、と。
「でも、簡単に取り返されてもつまらないからな。というわけで・・・」
少し遊んでやってくれよ、との言葉と同時に、姿を現したのは海兵だった。
一味はあっという間に海兵たちに囲まれる。
なぜ、こんなところに海兵がいるのか。
ふと、ひとつの可能性が頭を過った。
「もしかして・・・じいちゃんが言ってた奴らか!?」
“じいちゃん”というワードに、レイスの表情が変わった。
「そういえばお前、あの英雄の孫らしいな。あの老人海兵だけはボスが嫌がってたぜ、しつこくて仕方ないって」
偶然なのか不本意なのか、それとも計算されたことなのかはわからないが、彼が呟いたその単語は、ひとつの事実を物語ることとなる。
この男以外に、別の黒幕がいるということを。
「なまえは確かにこの城にいる。本気で探せ」
生きてられたらな、との声を皮切りに、麦わらの一味と海軍の戦いの火蓋が切られた。
「麦わらの一味!!全員逮捕だ!!!」
「その首、捕らせてもらう!!!」
叫ぶ海兵たちの身体には、鎖に縛られた天使の模様が刻まれていた。
この場所を一言で表すならば、“不気味”という言葉がぴったりだった。
渡された地図が示した島は、人の気配どころか、鳥の鳴き声も聞こえない。
不自然なほどの静けさの中に、今にも崩れそうな古びた城が悠然と聳え立っていた。
誘われるように城の中に入った一味を出迎えたのは、島の静けさとはミスマッチな豪華な装飾と、サニー号へとやってきた刺客だった。
「遅すぎて来ないかと思ってたところだ」
相変わらず人の心を逆撫でするような、挑発としか思えない言葉と呆れた様子を見せるその男に、途端に機嫌を悪くしたサンジとフランキーが舌打ちをした。
そんなふたりを気に留める様子もなく、そういえば名乗ってなかったな、と今さら思い出したように言う。
「俺の名はレイス。よろしく」
「よろしくされる覚えはねぇよ」
「ずいぶん冷たいな、兄ちゃん」
きつく突っかかるサンジに対して笑っているレイスは、まるでこの状況を楽しんでいるかのようだ。
「なまえは本当にここにいるの?」
とても人がいそうな気配はない。
ナミの鋭い問いかけに、レイスはもちろん、と即答した。
その余裕を感じさせるような笑みに、ゾロは直感的に感じ取った。
何かがある、と。
「でも、簡単に取り返されてもつまらないからな。というわけで・・・」
少し遊んでやってくれよ、との言葉と同時に、姿を現したのは海兵だった。
一味はあっという間に海兵たちに囲まれる。
なぜ、こんなところに海兵がいるのか。
ふと、ひとつの可能性が頭を過った。
「もしかして・・・じいちゃんが言ってた奴らか!?」
“じいちゃん”というワードに、レイスの表情が変わった。
「そういえばお前、あの英雄の孫らしいな。あの老人海兵だけはボスが嫌がってたぜ、しつこくて仕方ないって」
偶然なのか不本意なのか、それとも計算されたことなのかはわからないが、彼が呟いたその単語は、ひとつの事実を物語ることとなる。
この男以外に、別の黒幕がいるということを。
「なまえは確かにこの城にいる。本気で探せ」
生きてられたらな、との声を皮切りに、麦わらの一味と海軍の戦いの火蓋が切られた。
「麦わらの一味!!全員逮捕だ!!!」
「その首、捕らせてもらう!!!」
叫ぶ海兵たちの身体には、鎖に縛られた天使の模様が刻まれていた。