ミスティーブルーのきらめき
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「あの少年が何者なのか、海軍は総出で調査をしたが、何もわからなかった・・・」
事件後、海軍はこの件を全世界へ通達し、この海賊団を探し回った。
しかし海賊団の名前も、船長を名乗った少年をはじめ、仲間の名前も素性もわからない。
唯一の手掛かりは、あの鎖に縛られた天使のマークだけだった。
「そういえば、確かにそんな事件があったような・・・」
一番長生きのブルックは、ふたつの国の突然の崩壊事件には、確かに覚えがあった。
「しかし、そんな模様があったとか、船長が子供だったとか・・・初耳ですね」
私、耳ないんですけど!と自分でツッコむブルックに、それもそうだとガープは真面目に答えた。
「政府はあくまでも国民の反乱による戦争とだけ報じて・・・真実を公表せず、隠蔽した」
基地の侵入を許したなど海軍にとってはは恥ずべきことだが、ましてやそれが子供が率いる海賊団だったなどと知られたらそれこそ大問題となってしまう。
それから長らく警戒をしていたが、その後は一度もその海賊団は姿を現すことはなかった。
所詮はただの子供騙しだったのだと、多くの海兵は笑い話にして記憶にも留めなくなった。
しかしセンゴクとガープは、どうしても笑い話にすることも、忘れることも出来なかった。
ふたりの前に立ちはだかったのは、確かに少年だった。
しかし、ふたりは確かにあの日、あの少年に、“人間として”恐怖を感じたのだ。
必ずこの少年は、何かを大きな事を起こす。
それは海兵としての勘であり、確信だった。
「30年前の話だが・・・どうしても忘れることが出来なかった。奴は必ず、とんでもない事件を起こす。そう思ってきた」
「もしかして今回の件は、そいつが絡んでいるということか?」
サンジの問いに、ガープは一枚の写真を出した。
「これは先日、例の軍艦が島を砲撃した時の写真じゃ」
確かに海軍が、島に向かって攻撃を仕掛けている。
よく見てみろ、と促されたロビンが、あることに気付いた。
「これは・・・!!」
海兵の腕には、うっすらと刺青のような柄があった。
それは、まるで・・・
「鎖に縛られた天使・・・!」
大きな翼を持つ天使が鎖に縛られているような、そんな模様だ。
「わしも信じたくはなかったがな・・・確かにあの時見たものと、まったく同じだ」
それは過去を知る数少ない存在が物語る、悪夢の再来を示していた。
あの時の少年は長い時を超え、青年となった今、何かを起こそうとしているのだと。
「本当にこれがあの時の奴だとしたら・・・お前の仲間もどうなるかわからんぞ!追え、ルフィ!!」
“あいつは、悪魔だ・・・!!!”
事件後、海軍はこの件を全世界へ通達し、この海賊団を探し回った。
しかし海賊団の名前も、船長を名乗った少年をはじめ、仲間の名前も素性もわからない。
唯一の手掛かりは、あの鎖に縛られた天使のマークだけだった。
「そういえば、確かにそんな事件があったような・・・」
一番長生きのブルックは、ふたつの国の突然の崩壊事件には、確かに覚えがあった。
「しかし、そんな模様があったとか、船長が子供だったとか・・・初耳ですね」
私、耳ないんですけど!と自分でツッコむブルックに、それもそうだとガープは真面目に答えた。
「政府はあくまでも国民の反乱による戦争とだけ報じて・・・真実を公表せず、隠蔽した」
基地の侵入を許したなど海軍にとってはは恥ずべきことだが、ましてやそれが子供が率いる海賊団だったなどと知られたらそれこそ大問題となってしまう。
それから長らく警戒をしていたが、その後は一度もその海賊団は姿を現すことはなかった。
所詮はただの子供騙しだったのだと、多くの海兵は笑い話にして記憶にも留めなくなった。
しかしセンゴクとガープは、どうしても笑い話にすることも、忘れることも出来なかった。
ふたりの前に立ちはだかったのは、確かに少年だった。
しかし、ふたりは確かにあの日、あの少年に、“人間として”恐怖を感じたのだ。
必ずこの少年は、何かを大きな事を起こす。
それは海兵としての勘であり、確信だった。
「30年前の話だが・・・どうしても忘れることが出来なかった。奴は必ず、とんでもない事件を起こす。そう思ってきた」
「もしかして今回の件は、そいつが絡んでいるということか?」
サンジの問いに、ガープは一枚の写真を出した。
「これは先日、例の軍艦が島を砲撃した時の写真じゃ」
確かに海軍が、島に向かって攻撃を仕掛けている。
よく見てみろ、と促されたロビンが、あることに気付いた。
「これは・・・!!」
海兵の腕には、うっすらと刺青のような柄があった。
それは、まるで・・・
「鎖に縛られた天使・・・!」
大きな翼を持つ天使が鎖に縛られているような、そんな模様だ。
「わしも信じたくはなかったがな・・・確かにあの時見たものと、まったく同じだ」
それは過去を知る数少ない存在が物語る、悪夢の再来を示していた。
あの時の少年は長い時を超え、青年となった今、何かを起こそうとしているのだと。
「本当にこれがあの時の奴だとしたら・・・お前の仲間もどうなるかわからんぞ!追え、ルフィ!!」
“あいつは、悪魔だ・・・!!!”