ミスティーブルーのきらめき
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全く理解が出来ない。
今の自分の状況を一言で表すとするならば、これ以外の言葉は思いつかない。
一体、どうしてこんなことになったのだろう。
繰り返された自問自答に、答えをくれる者は誰もいない。
そう、自分でさえも。
麦わらのルフィ率いる麦わらの一味の愛船、サウザンドサニー号は、穏やかな海の上を走り続けていた。
見事と言えるほどの澄み切った青空の下で、美しい歌声を響かせるひとりの女性の姿があった。
そんな彼女を、穏やかな表情で見つめる仲間たち。
これが、今や知らぬ者はいないほど有名となった、多額の懸賞金を懸けられている海賊が乗っている船の光景なのだ。
一年に一度の、特別な日だった。
島の守り神に感謝を捧げ、新たな一年の幸せを願う大切な日。
そんな日に、生まれ育った故郷を追われて海に出ることになるなど、誰が予想しただろうか。
これからどうなるのか。
なぜ、こんなことになったのか。
目まぐるしく変わってしまった現実と未来に、不安は尽きないけれど。
でも、きっと、大丈夫だ。
太陽の光が降り注ぐ。
そのまぶしさに、思わず目を細めた。
話は、数日前に遡る。