ミスティーブルーのきらめき
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新たな島に到着した麦わらの一味は、それぞれ自由に過ごしていた。
最低限の荷物しか持ってくることが出来なかったなまえは、必要なものを揃えるために、ナミとロビンと街へ買い物に出掛けていた。
洋服を見たり、本屋に寄ったり、化粧品を選んだりと、女性同士ならではの楽しい時間を過ごしていたのだが、それは突然終わりを告げることとなった。
休憩も兼ねてカフェでお茶をしていた時に、かなりの数の海軍の船が、島へと向かってきていたのが見えたのだ。
なまえの追手かもしれない。
その可能性が頭を過った時、3人の足はすぐにサニー号へと向かっていた。
幸いにも仲間全員がすぐに揃い、島を出航することが出来た。
一味は襲撃に備えてすぐに応戦できるよう、戦闘態勢を整えていた。
自分を追ってきたのかもしれないと思うと、なまえは激しい不安に襲われた。
“命を狙われる”ということを、どこか“絶対に有り得ない他人事”のように思っていた自分に気付く。
あの日、ルフィたちに出会わずにいたら。
海軍の言葉に素直に従い、出向いていたら。
この船に乗せてもらえていなかったら、
自分の命も、島のみんなの命も、今頃はなかったのかもしれない。
そう思うと、改めて恐怖を感じた。
ルフィたちのように、自分には懸賞金が懸けられているわけではない。
なのになぜ海軍から狙われるのか、その理由もはっきりとわからない。
しかし、本当に自分が持っているこの力を狙っているのだとしたら。
それは力を失わない限り、ずっと追われることを意味しているといっても過言ではない。
実際に母はそのせいで、命を落としたのだ。
その時、部屋の中にいてもわかるほどの、けたたましい轟音が響き渡った。
そのあまりの衝撃音に、何事かと急いで甲板に出てみると、目の前には目を疑うような光景が広がっていた。