BLOG

エセルバート誕生日

2026/02/07 16:39
ナイチンゲール
design

エセルバート誕生日おめでとう📕
本編ではプロローグにしか登場していませんが、ナイチンゲールという物語において彼は重要な立ち位置のキャラクターです。

ナイチンゲールHBは完結後にブログを見返して楽しめるようにしたいので(来年は祝わないため)、様々なネタバレも含めて語っていきますが、本当に何となくキャラを知れるくらいの気持ちで見ていただければ…

エセルバートはキャラシや普段の絵の姿では10代前半を想定していますが、実際の時間軸での年齢は40代後半の立派な男性だったりします。
少し特殊なキャラクターで、彼だけはホワイトガーデンの存在すらも知らず、現実世界でただ一人無情にも過ぎ去っていく時の流れに身を委ねています。

彼のモチーフはナイチンゲールと薔薇の若い学生。この青年は、ナイチンゲールにとっての「真実の恋人」です。
このワードを英訳するとどうなるのだろう? Loverだけだと愛人という意味合いもあるし…と一人で一通り悩んだ後に原本を開いてみると「True lover」だったのですが、なるほどなぁ! とつい膝を打った思い出があります。
ワイルドの表現の美しさには本当に惚れ惚れしてしまいました。そんな感動も込めて、エセルバートのモチーフワードは原本からそのままいただいています。

シュテクロ誕生日は西洋占星術を用いて決めましたが、ナイチンゲールは花言葉かモチーフに関連する日を探して選びました。
エセルバートは、原作でナイチンゲールが学生の髪色をヒヤシンスのようだと表現していたので、そこから取ってきています。

彼はどちらかといえば貧乏なお家で育ってきたので、他キャラと比べて飾り気のない容姿にしたつもりですが、色白で身長も高く、お顔も凄く綺麗な設定です。平成初期の女児アニメに出てくる美少年をイメージしていただければ分かりやすいかな…?

今までのイラストから、エセルバートは陰気で泣き虫だと勘違いされるかもしれません。ですが実際のところは、賢さゆえに刺々しい物言いが目立ち、頭の悪い人には付き合ってくれません。
普段から形而上学などの哲学書を愛読しており、くだらない世間話よりも哲学的な会話を求めますが、大抵の人間とは話が通じないと一人で失望しているような青年です。

そんな彼は恋やロマンチックなものをくだらないと蔑みますが、本当は誰よりも愛と真摯に向き合ってきた人です。
愛の齎した痛みによって心に傷を負ってしまったエセルバートですが、その痛みこそが本物の愛を知っている証拠です。

ですがその傷は深く刻まれてしまい、愛情を伝えたくても不器用なままに終わってしまう。その過ちを払拭する権利もないと、差し出したかった手をも引っ込めてしまいます。
慎ましい思いやりは臆病さと隣り合わせであり、そのせいで息子であるザレンダとの関係性には大きな溝が生まれてしまいました。

ですがエセルバートは、ザレンダのことを誰よりも、世界で一番に愛しています。
この気持ちは、ザレンダが生まれてから一度も変わったことはありません。

記念日を大切にする人ですが、自分の誕生日は祝う気になれなさそう。今日もまた、月明かりの注ぐ自室の机に伏せて、涙を流しているのかもしれません。
ですが、そんな彼が顔をあげて部屋から一歩を踏み出し、愛する我が子と再会する。ナイチンゲールはそのための物語です。

ザレンダとの和解後も、誕生日だからとこれといってお願いはしませんが、もっと欲張れとシェイヴィに叱られるはず…笑 若者からの叱責を無視する大人ではないので、夕食を共にしてくれるだけで十分だと、幸せそうに笑っていることでしょう。

まだまだ時間はかかりますが、そんな光景に辿り着くまで、あたたかく見守っていただければと思います。

コメント

コメントを受け付けていません。