あらすじ

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遠い遠い昔の、魔法の夢物語。
世界は季節をもつ四カ国、そしてシュテルンタウンと五つの国に分かれている。
余った領地であったシュテルンタウンを手にするため、四カ国は長年領土紛争を繰り返していた。
だが、一人の少年 トウカ が現れたことにより、世界には平穏が訪れる。彼はこの領地を シュテルンタウン と名付け、新たな国として再興させた。五カ国は和平条約を結び、戦争は終わりを迎える。救世主であるトウカは民から「幸福な王子」と呼ばれる賞賛の的だった。
しかし、事態は一変する。彼は何者かに暗殺されてしまったのだ。それに続くように他国の王族も皆殺しにされ、世界は大混乱に陥れられる。人々を脅かしたこの大事件は「国滅事件」と呼ばれ、世界は刻々と崩壊へと進んでいく。
そんな中、主人公 カロン はシュテルンタウンに訪れた。彼女は様々なものたちと出会い、国滅事件の真相を探ることに。カロンを待ち受ける物語の結末とは…

世界観

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星の都 [シュテルンタウン]
中央に位置する国。星をシンボルマークに掲げる。元は戦地であったところを、幸福な王子の手により新たな国として再興された。唯一季節を持たない国で、幾多の国の文化を取り揃える。中央にある広場は集合スポットとして有名である。観光客には案内人が付き添って街について紹介している。

春の都 [シェーンハイト]
東に位置する国。桜をシンボルマークに掲げる。年中暖かく穏やかな気候で農村が豊かに広がっている。乳搾りや畑仕事の体験などを申し込むことも可能。街には桜と呼ばれる花が舞っており、よく国の特産物にも使用される。住民も温厚で友好的な者が多いため。観光に訪れるならまずこの国が勧められている。

夏の都 [レイベクト]
南に位置する国。太陽をシンボルマークに掲げる。日光が照り輝く熱帯気候。梅雨と呼ばれる時期には雨が降り、纏わりつく蒸し暑さが続く。お祭り好きな住民が多く、毎晩のように宴が開催される。中華街には店や出し物で賑わっており、食べ歩きを堪能できる。闘技場では格闘家たちのバトルロワイヤルが行われている。

秋の都 [チェルクバルト]
西に位置する国。紅葉をシンボルマークに掲げる。爽やかで少々ひんやりとした気候。天気が変わりやすいが、鮮やかな空気や紅葉の移り変わりの美しさを楽しむことも風情があるだろう。芸術家の出身はこの国が多く、美術館や大劇場が並んでいて美術鑑賞にはうってつけである。実力主義に徹しており、住民は独自の価値観を大切にしている。

冬の都 [ハリシュクロート]
北に位置する国。雪をシンボルマークに掲げる。白銀の降り積もる寒冷気候。いたるところに霧が立ち込めており、観光にこそ向いていないが、凍りついた世界に想いを馳せる者も。物静かで冷淡な住民がほとんどだが、観光客には手厚い対応を見せている。美麗な容姿を持つ者が多く、大人気アイドルのチケット狭奪戦は毎度波乱を巻き起こしている。

用語集

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魔法
愛の象徴として神が生き物に授けた祝福

呪術
愛である魔法を反転させた憎しみの呪い

得意魔法
人間がそれぞれ持つ特殊な魔法
持ち主の好きなものや関連強いものが影響する

純魔法使い
神の手によって生まれた自然の結晶体
それぞれの四元素を司る四人が存在する

魔法使い
純魔法使いの課した試験に合格して
魔法使いになった人間

守猫
魔法使いのパートナーである獣人

死神
古来より生きる神の一種
生き物の魂の生と死を司る

王族
人間の中で初めて魔法を与えられた一族
代々受け継がれる紋章と魔法を所有する

人間
世界で最も人口を占める種族
ごく稀に魔法を使えないものが生まれる

幸福な王子
世界の救世主として現れた少年
全知全能で絶大な魔力を持つ

国滅事件
幸福な王子が暗殺され、それに続き
他国の王族が皆殺しにされた大事件