15話
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今のアルコバレーノの話でなんとなく分かったと言うのに
「何が」
「成程だというのだ」
「つまり彼はこの戦闘で反対している労がいも認めさせられることが出来ればボスになるのと同時に独裁体制を気付くことができるという事だよ」
「全く持って誰かさんにそっくり」
あたしたちの知って居るポートマフィアの先代首領にね
「あぁ。仕掛けられた罠だったんだ。モスカが暴走し綱の守護者がピンチになれば必ずツナ自身が助けに来ると読んだんだろう」
「そんな…そんな事の為に…」
「皆さん、憶測での発言は慎んでください」
「全ての発言は我々が公式に記録しています」
ふーん…
「あいつ等」
「やはりチェルベッロはザンザス側についていやがったんだ」
「好きにしやがれ。俺はもうキレてんだ」
「「あ…」」
「だが、9代目との誓いは守って手は出さねぇぞ。生徒の勝負にはな」
「あ…」
「まぁ俺がそう言っても戦いが嫌いな俺の生徒が如何するのかは知らねぇけどな」
その言葉で何かが吹っ切れたのかもしれない。沢田君が静かに立ち上がったのを見ると
「ザンザス。そのリングは返してもらう。お前に」
沢田君の顔を見ると覚悟を決めた顔をしていて
「お前に9代目の後は継がせない」
「よく言ったぞ。ツナ」
「ふん。ボンゴレの歴史に刻んでやる。ザンザスに楯突いた愚かなチビが1人いたとな」
「1人じゃないぜ」
そう言った獄寺君はダイナマイトを手に持っていて
「あらら」
「10代目の意思は」
「俺達の意思だ」
そう言った山本君たちの顔も覚悟は決まって居るようで
「こりゃまた面倒くさそう」
「同感」
「だが、其処の女は」
「悪いんだけど茉白は伊太利のマフィアには行かせるわけがない」
「何?」
「対馬の家が何を吹き込んだのかは知らない。でもね茉白は君たちが思っているほど軽い女でもないからね」
「どういう」
その直後、夜叉が現れた後思ったらエリス嬢迄現れて
「あちゃー」
「流石は中也だね」
「確かに」
「何が言いたい」
「其方たちかえ?わっちの大事な娘をイタリアに連れて行こうなんて言う馬鹿なマフィアは」
「全く持って馬鹿な連中ですよ。姐さん」
驚いた顔をしている皆が声のする方を見ると既に揃っていて
「全く持って
「誰だ」
「そうよぉ」
「善かったじゃないか茉白」
「うん」
「だから」
「まさかこうも早く動くとは思いませんでしたよ。ポートマフィアが。しかも五大幹部に遊撃隊まで連れて来るとは」
其れこそ独立暗殺部隊の人間が驚く番で
「茉白や。大丈夫じゃ」
「紅葉様?」
「其方はどこにも行かせん。7年前からポートマフィアの紅一点じゃからのぅ」
「!!」
「紅葉君の言う通りだ。こんなに早くに娘を嫁に渡す気などないのでね」
「首領…」
「あれが」
「ポートマフィアの」
「ボス?」
