14話
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何処からか出て来た女の人2人と伊太利のマフィアの人たち
「また来たんですか」
「貴方が元マフィアだという事は伺いました。ですが伊太利のマフィアの候補であることは覆る事はありません」
うっわぁ…面倒だなぁ…
中也君と一緒に任務に行っちゃえばよかった
「それは上層部の判断でしょう?じゃあ、ポートマフィアと戦争でもするつもり?
無理無理。辞めておきなよ。どうせあなた達が負ける未来しかあたしには見えないよ」
「んだと!?」
「そこのロン毛の人だって中也君と戦った時、貴方はその剣を使用してた」
「あ?其れが」
「じゃあ、中也君は?何か使用していた?」
「シシ」
「何が言いたいんだい?」
「中也君は武器も使わず、異能も使わないで互角にあんたと戦ってた。どっちが強いかなんて容易に想像がつく」
「な!?」
「あの日中也君は異能力すら使ってないで下限までして互角に戦ってるのにね」
「嘘でしょ!?」
「嘘じゃないから」
まぁ、中也君に関しては流石はポートマフィアきっての体術使いで五大幹部なだけはあるとはあたしは思っているけどね
「其れだけの実力がなきゃ、中也君だってお兄ちゃんの相棒は務まらないし」
「は?」
「お兄さんがいることは存じていましたが」
「あら、知って居たの。ならば分かるでしょ?兄も敵に回すと怖い事を」
「どういう」
「其の儘の意味ですよ。ではあたしはこれで」
家の中に入ろうとしたのを止めたのは赤ん坊で
「まだ何か?アルコバレーノ」
「まぁ、参戦はしなくてもいい。が、明日の試合…霧の守護者の対決は見に来い」
霧の守護者…ね
「無理ね」
明日は中也君とのデートが待って居るもの
「まっ」
「なんて可愛げのない女なんだ」
「可愛げがなくて結構ですけど。貴方達に可愛げのある女だとも思われても嬉しくないので」
「何?」
「其の儘の意味でしょう?」
遠くもなく近くもない距離から中也君の運転している車の音が聞こえてきている
「そろそろか」
「何が」
「すぐに分かりますよ」
あたしの目線が横に行くと真っ黒な高級車が此方に向かってきていて
「おいおい。何で中に入ってねぇんだよ?茉白」
「訊いてよ中也君」
「何だ?」
「あたしね、家に入りたかったのを阻止されたんだよ?なんなら家の前で待ち伏せされてたの」
「んだと!?」
「へぇ。随分な事仕出かしてくれんじゃねぇか。独立暗殺部隊も地に落ちたか」
「てめぇ」
