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「何で、この」
「茉白はなお前らが連れて行っていい相手じゃねぇ。言われただろ。断ったと。あんまりしつこいとマジで此奴に嫌われるぞ」
「んだと!?」
「どういう意味だカス」
「お前らが連れて行っても、直ぐに連れ戻される未来しかねぇんだよ。コイツの兄貴が動けば俺も動かなくちゃいけなくなる。其れはまっぴらだぜ」
「助けてはくれないの?」
「バーカっお前個人からだったら幾らでも、何処までも迎えに行ってやるよ」
なんて嬉しい事を言ってくれるんだろう中也君は
「イタリアにもいる筈だろ。異能力者」
「訊いた事はあるが見た事ねぇな」
見たことがない?ただ、見ないだけなのでは?
「俺達は異能力者だ。お前らの組織に入る義理もねぇ」
「でもこの女は上が決定した女だ。覆すなんてことはぜってぇにあり得ねぇ」
「上がねぇ。上が上ならお前らもお前らだな。断ってる女を
それにあんまり俺を怒らせねぇ方がいいぜ」
「んだと」
「そこにいるガキ共は見てるけどな。俺が異能力を使っている姿をな」
「やめてね?ここを戦場にする気じゃないでしょう?」
「んな事するほど俺も暇じゃねぇよ」
暇じゃないと言いながら助けに来てくれたのは中也君じゃん
「お前の助けてが訊けねぇほどでもねぇからな」
「そっか」
「素敵帽子君」
「太宰のポンツクに伝えとけ。茉白に関しては組織としては動けねぇけどな。個人としては、俺も姐さんも動くってな」
「へぇ」
「中也君」
「んだよ?」
「ヴェル兄は元気?」
「あぁ。変わらねぇよ。この間の話も俺からしてある。若干怒ってたけど出てくる元気迄はねぇよ」
「ならいいんだ」
あの時みたいな状況はもう作り出したくない
「茉白」
「ん?」
「あんま
「何でそこに森さんが出てくるのかが分からない」
「其の儘の意味だ。首領は首領なりにお前のことを心配してる。7年もお前の保護者の代わりをしていた人だ。心配しない方が可笑しい。一介のマフィアの首領をしているのもあって顔には出してはねぇがな」
「そっか」