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「ん?」
男の人は驚いて音のする方を見ていて、与謝野女医は異能力を解除した後だ
「探偵社では重症は無傷と一緒だ」
「訊きなれた音響弾の音がしたから来てみれば」
眼鏡を投げ渡している与謝野女医に眼鏡をキャッチした国木田さん
「与謝野先生がこの時間買い物で駅にいることは手帳に記入していましたから
まぁ、乱歩さんと茉白が同じタイミングで駅にいるとは想像もしなかったが」
「じゃあ、さっきの音響手榴弾は仲間に危機を知らせるために」
「ホンマにもう…もし助けが間に合わんかったら」
「間に合ったさ。国木田が手榴弾を投げたタイミングで来た僕と茉白。元々駅にいた与謝野さん
与謝野さんに関しては異能力で治癒しながら来ていたし、ある程度の距離からでも探偵審になら異能力はすぐに効く
そして乗客を乗せていると思っている列車に移管しては既に僕からの指示で中にいた乗客は全員、ホームへ出てきて貰っているから無乗客。なんの問題もないよ。其れに君についていた爆弾はある程度茉白が異能力で解除していた。だからその起爆装置が爆外せずに済んでいる」
「じゃあ、乱歩さん。帰りましょうか。駄菓子も買いに行くのでしょう?」
「そうだったな。国木田。僕たちは帰るけどその子にも無茶はさせるなよ」
「はい」
駅を出ると、下ろしてしまった人たちでごった返していて
「あの」
「もう走らせても大丈夫ですよ。爆発物も処理しましたし、安全に走行できます」
「ありがとうございます」
再び電車のアナウンスを始めてくれた駅員さんたちに背を向けた途端
「何で君たちもいるのかなぁ」
君たち?
「せっかく止める1本前の電車に乗せたはずなのに」
そう言われた目の前には
「げぇ。会いたくない人たちに会っちゃった」
前には沢田君を恥じ絵とするマフィアファミリーの候補生と伊太利の暗殺部隊の人間だ
「成程ね。茉白を連れて行こうって考え?止めておきなよ。君たちじゃ刃が立たないよ」
「んだと!?」
「もし此処で連れ去って南下してみなよ。君たちが
「其れは勘弁してほしいなぁ」
「どういう意味だコラ!」
「へぇ。本当に大人びた赤ん坊までいるんだ」
「ね?言ったでしょう?大人びた赤ん坊がいると」
「確かに驚きだけどね。ただし頭の
「「!?」」
「そりゃ、乱歩さんとお兄ちゃんに適う頭脳の人たちなんかいたら驚きですよ」
「其れもそうだねぇ。ってことで早く駄菓子買って帰ろ」
「ですね」
伊太利の人たちの横を通り過ぎようとした時だ
「何ですか」
「お前はいやでも連れて行くぞ。伊太利に」
腕を掴んできているのは例のロン毛ヘアの男
「厭だと言ったでしょ」
「其れと
そう言ってくれている乱歩さんの後方からは見慣れた男の人
「乱歩さん。お兄ちゃんには黙っていてくださいね?」
「アイツはすぐに見抜くだろうけどね」
「何を話して…」
「中也君!助けて!」
そう言ったあたしの声に重力で飛んで相手を蹴り飛ばしてくれた中也君
「あの時以来だなぁ?独立暗殺部隊」
「ポートマフィア」
「中也君」
「無事か?茉白」
「うん。腕を掴まれただけだから」
「アイツが見てたらどんな作戦で此奴らを沈める作戦を立てただろうなぁ」
「うわぁ。想像したくない奴を言わないでよ。でもお兄ちゃんより怒らせたら怖い人材は此処にもいるけどね」
あたしの目線の先には若干怒っている乱歩さんがいて
「おいおい。俺まで巻き込むなよ?
「茉白を助けるためなら飛んでくるわけだ。流石は茉白のポートマフィアの
な!?
「別にナイトなんかじゃねぇ」