11話
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「リボーン何か知ってるのか?」
「双黒ってのはあるマフィアの2人組だ。だがその2人の顔も素性も知らされてねぇ。俺達がいくら調べても骸が調べても出てこなかった」
「へぇ。調べていたんだ」
中也君は恐らく聞いているようで訊いていない。敵を倒すことだけに集中している
「では、横浜の異名は聞いた事があるかい?」
「異名?」
「そう。ここ横浜の」
「無いでしょ」
「ねぇだろうな」
そう言ったのは紛れもなく中也君で
「お帰りなさい」
「おう」
「随分と親しいようですが」
「此処まで言っても分からないの?バカじゃない?」
「茉白。本音が出てる」
「本当の事でしょ」
「どういう」
「何でお兄ちゃんの任務にマフィア幹部が来れる?お兄ちゃんの嫌がる相手。双黒。これで分からないなんて莫迦にもほどがあるでしょ」
「真逆…っ」
「クフフ。予想が大幅にずれました」
「あ?」
「真逆お前たち皆マフィアなのか」
「おしい。あたしとお兄ちゃんと織田さんは元・マフィア。
お兄ちゃんに関しては元マフィア幹部だけれどね」
そう言えば驚きを隠せていないようで
「俺と茉白じゃ7年も付き合いがあるからなぁ。あの時言っただろ?コイツには人見知りがあるって」
「なぁんだそんな事を言ったのかい?中也」
「あぁ。本当の事だろ?コイツの周りには不幸が多すぎるからなぁ」
「不幸?」
「あぁ。此処に来るとき茉白に何か言われなかったか?」
「死にたくはないだろう。死ぬ覚悟のある者と無い者がいるって」
「そう言ったのか。まぁそれも間違っちゃいねぇ。探偵社は人を助ける側の人間だ。でもなポートマフィアはマフィアだ。人を殺すことに躊躇しねぇ
さっき太宰が言っただろ。横浜の異名が分かるかと」
「あぁ」
「横浜はな魔都とも呼ばれているんだ。お前たちと俺達の違いはそこだ」
そう言った中也君は
「茉白話すぞ」
「しょうがないじゃん。言いたくないって言っても話すでしょ」
「当たりだ」
あたしの頭を撫でると賺さずお兄ちゃんがあたしの腕を引っ張って後ろに隠してきて
「相変わらず妹莫迦かよ。太宰」
「中也には言われたくないね」
「茉白はな10歳でポートマフィアに入っても太宰の傍を離れなかった女だ。此奴が心を開くまでに何年かかったと思ってる」
「「え?」」
「まぁいい。ここ横浜はな異能力者が多く集まっている場所だ。お前たちは帰れ」
「なら太宰だって」
「残念。あたしもお兄ちゃんや中也君と同じ異能の持ち主なので」
「はあ!?」
「だから言ったでしょう?死にたくなければ来ない事だと。今からでも遅くない。帰った方がいい。其れと赤ん坊」
「なんだ」
「あなた薄々気づいていたでしょう?あたしの正体」
「まぁな」