11話
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「だが、死んではいない。ポートマフィアとして恥ずべき限りだ」
「ではこうするのはどうだ」
そう言った社長は腰にある刀を取り
「今ここですべての過去を清算する」
!?
社長が刀を抜く前に、ポートマフィアが動き出したのだ
「当たらないでしょうけど」
「だろうねぇ」
一振りで2人を薙ぎ払った社長は其の儘森さんに向かって刀を向けた途端メスを取り出した森さん
「相変わらず悪趣味」
「そう言わない」
「刀は捨てた筈では?弧剣士銀狼福沢殿」
「メスで人を殺す不敬は相変わらずだな。森医師。相変わらずの幼女主義か?」
「相変わらず猫と喋っているので?」
何とか間に合った谷崎さんが異能力で社長の幻影を作り出してくれて本当の社長はこちらで刀を鞘に納めていて
「立体映像の異能か。楽しい会議でした。続きは何れ戦場で。そのうちに可愛い私の娘も引き取りに」
「残念ですね森さん。あたしの保護者は社長ですから」
「おやおや」
帰って行こうとした森さんたちを止めた社長
「今夜探偵社はQの奪還に動く」
「それが?」
「今夜だけは邪魔をするな。お互いの為に」
「何故」
「其れが我々唯一の共通点だからだ。この街を愛している。
この街に生き、街を守る組織として、異国の異能力者に街を焼かせるわけにはゆかぬ」
「組合は強い。探偵社には勝てません。という事で太宰君」
そう言った森さんは笑顔でこちらに振り返ってきて
「幹部に戻る勧誘話はまだ生きているからね」
「真逆。そもそも幹部でいた私をポートマフィアから追い出したのは貴方でしょう」
「キミたちは自らの意思で辞めたのでは?」
「森さんは恐れたのでしょう?何時か首領の座を狙ってあなたの喉笛を書ききるのではと。嘗て貴方が先代にしたように」
ニヤリと笑った森さんは相変わらず恐ろしい人だ
「鬼は他者の内にも鬼を見る。私も貴方と組むなど反対です」