第一章


【暗い路地】

「キミ、可愛いね~?」
「ココがどんな場所か知ってる?お嬢ちゃん」

見た目13歳の少女が、体格の良い3人の男達に囲まれている。

「(……チッ。また外れメポ)」

村を滅ぼしたのはこんな奴等じゃなかった―――。

「おや~?怖くて声も出ないのかな?」
「…大丈夫だよ、俺たちが優しくしてあげるからね!!」

一番大柄な男が、少女へ手を出そうとした!!

「おい…お前ら!!その少女から今すぐ離れ―――」

―――ドカドカッ!!!!

―――バキィッ!!!!

「ぐはぁっ―――!?」
「……なん…だと…」

―――ドサドサッ……。

「……へ?」「…………」

アンズと黒蝶がたどり着く前に、少女はたった独りで、3人の男たちを気絶させてしまった!!

「ふぅ~、びっくりしたメポ~!」
「(………メポ?)」
「…キミ…平気か?」

黒蝶が、少女へ声を掛けた。

「全ッ然 へっちゃらメポ♪」

少女は猫耳フードをまくって、アンズたちへ顔を見せた。

「あ゙ぁ~ッ!!お前はっ!!!!」

アンズが何かを思い出したように叫んで、少女を指差した!!

「超高額賞金首の盗賊“流月”だな!」
「…久しぶり、アンズっち♪(にこっ)」
「久しぶり♪…じゃねぇよ!!コノヤロ~…こんな所で何してる!?!?」

流月という少女は、相当悪い事をやっているらしい。しかし…アンズは何故こんなに、流月に対して威嚇いかくしているのか?
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