第八章
「…………」
―昨夜(作戦会議中)―
「あの……私に考えがあります」
「………!?」
黙って話を聞いていたシロネが、重い口を開いた―――。
「…契約書に従えば、クロネは救われるのですね?」
「うん…それは…そうだけど――」
「でしたら…クロネに女王を継承させます」
「シロ姉!?」「なッ…」
「どうして!?」
シロネの考えに周りは驚いた。
「但し――クロネには“シロネ・ホワイティ16世”として女王を継承させます…それでどうでしょうか?」
「えっ? ん〜と…それは中身がクロネ姫って事なの?」
「その通りです」とシロネは頷いた。
「例え外見や名前が違っても、中身が契約者と同じ人…って事か」
「それなら大丈夫なの!」
「でも…シロ姉はそれで良いメポ?」
シロネ姫は女王では無くなる。
城を追い出されるかも知れない…。
「クロネや民が救われるなら構わないわ…」
「(――シロ姉…)」
「女王継承式は明日の正午です。それまでにクロネとオルタナへ話をしに行きます…皆様、援護をお願い出来ますか?」
「…分かった」「メポ」