第八章

―裏の流月たち(裏口前)―

「へくちゅ!!…メポ~」
「メポ子ちゃん、風邪引いたの?」
「ちょっと悪寒がしただけメポ…」
「…オカン?」
「…それはお母さんの事メポ」

先頭を歩いていた黒蝶はピタリと止まった。

「…黒兄?」
「やはり…裏口にも見張りが居たか」

裏口に二人の見張りが立っている。

「…黒魔術士なの!!」
「恐らく…カイトの手下でしょう」

「まずいな…どうする?」
「――こうするメポ!!」

流月は怪しげな小瓶を取り出し、見張りへ向かって投げた!!

―――パリィィィン!!!!

……シュウウウウ―――。

割れた小瓶から白い煙が出た!?

「な…何だこれは!?」「―――うッ!?」

……ドサドサッ―――。

「………zzz」

白い煙を吸った見張りは、眠ってしまった!!

「スゴい…!!」
「なるほど…催眠ガスか」
「やったメポ☆ 今の内に進むメポ!!」
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