第七章
【クロネの部屋】
クロネは部屋に閉じ込もってしまった。
「違う…私は…別に女王の座につきたい訳じゃない――お姉ちゃんの事が心配なの……」
クロネは、流月・シロネ・クロネが仲良く写っている写真アルバムを開いた。
「(お姉ちゃんは…自分が女王継承する事どう思っているの――?)」
「……クロネ様」
「だっ…誰!?」
クロネの目の前に…黒ずくめの怪しい男が現れた!?
「部屋の鍵は閉めていた筈なのに…どうやって忍び込んだの?…今すぐここを去りなさい!! 城の者を呼びますよ!!」
「…まぁまぁ、落ち着いて。クロネ様の望みを私が叶えて差し上げますよ」
「……私の、望み――?」
「シロネ姫の代わりに、貴女が女王になる方法があります」
「えっ…何…ですって?どうすれば良いの?」
黒ずくめの男はニヤリ…と笑った。
「…では先ず、この契約書に貴女のサインを――」
その契約書には――“私は ホワイト城の女王を継承する事を 此処に誓います”と書かれていた。
クロネはゴクリ…と息を飲んだ。
「貴女はお姉さんを助けたいのでしょう?」
「えぇ…そうよ」
お姉ちゃんは、何も背負わないで良い……私が――お姉ちゃんの代わりになるの!!
――クロネはその“契約書”にサインした。