第七章
「流月がシロ姉を助けに来ましたメポ!だから…もう大丈夫メポ!!」
流月の言葉を聞いて、シロネは少しだけ落ち着きを取り戻した。
「うん…ありがとう」
シロネはペンダントを取り出した。
「あ...このペンダント―――」
シロネと同じ、三日月のペンダント。
流月が旅立った日に「誰にも盗られたく無いから」と、部屋へ置いていった大切な物だった。
「流月がまたいつか戻って来てくれると信じて…大切に預かっていました。やっと貴女に返せます」
シロネは流月へペンダントを掛けた。
「ありがとう...メポ」
「…ところで、流月…あの人は?」
アンズが、ゼーゼー息を吐きながらこっちへ走って来た。
「メポ子~!! お前こんな所に居たのか...って――ええっ!?あ、貴女は!?」
流月はアンズに向けて『しーっ!!』と人差し指を立てた。
「大丈夫。 アンズっちは、流月の仲間メポ♪」
「…おいっ!! お・前・が、俺の仲間なんだろ!?」
アンズと流月のやり取りを見て、シロネはクスクスと笑った。
「今外に居るのは危険だ。早く宿へ戻ろう…」