プロローグ


【森】
「…シロネ様、そろそろ城へ帰りましょう」
「…イ・ヤ・だ!!」

シロネは頬っぺたを、ぷぅ~!!と膨らませた。

「はぁ~……(深い溜め息)」

妹のクロネが、シロネのプリンを勝手に食べたからと喧嘩して、城を飛び出したシロネ。

いつまでも帰って来ないシロネを心配して“じぃじ”と呼ばれてる家臣・オルタナが迎えに来た。

「(王女とは言え…まだまだ子供ですなぁ)」
「……じぃじ!!」
「……は…はいっ!?(ギクッ)」

2人は、血塗れでぐったり倒れている少女を発見した。

「…じぃじ、助けなきゃ!!」
「…シロネ様!?」

シロネは“魔法”が使える。
しかし…幼いシロネはまだ力を上手く使いこなせておらず、体力も激減する。

「駄目です――シロネ様!!」
「でも――早く助けないと間に合わないから!!」

オルタナの制止も聞かず、シロネは目を閉じ…両手を少女へかざした。

―――パァァァァッ…!!!!

少女の身体とシロネは、聖なる光に包まれた。

「お願い…どうかこの子を助けて――!!」
2/6ページ
スキ