第三章


「その後――カイトは追い出せたけれど…魔獣を倒すのに少し時間が掛かってしまって…」
「許せないぜ…アイツ!!」

「うん……それでも私ね――」
「……真依?」
「私…まだカイトの事が好きなんだって――気付いたの」
「………!!」

例えどんな悪になっても…きっと元に戻ってくれると信じて――。

「カイトの事ずっと待ち続けると決めたの……」
「――ま、真依ちゃん……」
「…………」

部屋がしーんと静まり返った―――。

―――ガラガラッ。

「………!!」
「お姉ぇちゃーん。話しは終わったぁ?」
「…うん、もう終わったよ。おそくなってごめんね」

真依は、芽依ににっこりと笑いかけた。

「ところで…皆、今日宿は決まってるの?良かったら、ウチに泊まっていかない?」
「あ…ありがとう、助かるよ」

「じゃあ…ご飯とお風呂の準備するね♪ 芽依、お姉ちゃんを手伝ってくれる?」
「はぁーい!!」
「…………」

アンズ、流月、黒蝶は思わず顔を見合わせた。
真依の笑顔が、どこか切なかった…。
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