第二章


「くっ…遅かったか?!」

村には数匹の魔獣に襲われたと思われる、大きな穴や深い傷跡。

小さな火の粉が、あちこちでパチパチと音を立てていた。

「のぞみ、村の人たちは…!?」
『大丈夫よ!!皆、別の場所に避難してるみたい』
「そっか…良かった――」

「…何でこの村が――?」

すると……その時。

……ガラガラッ―――。

「………うっ」
「………!?」

すぐ近くで瓦礫がれきが崩れる音と、人の声が聞こえた!!

「あわわゎ…この中に人がまだ居るぞ!?」
『…落ち着きなさい、アンズ!!…黒蝶、お願い』
「……了解」

1/4ページ
スキ