女子高生 有栖川ありさと謎の使用人


「ち…ちょっとだけ 待ってて!!」
「うん…?」

「(いい?兼山さんが帰るまで 隠れてて。絶対に声出しちゃ駄目よ!?)」
「(承知しました)」

マッシュが隠れるのを確認して ありさはドアを開けた。

「待たせてごめんね。どうぞ」
「ううん…大丈夫だよ。それより有栖川さん 何か顔色良くないみたいだけど…大丈夫?」

「えっ!? そ、そうかな!? ぜ…全然平気だよ!?」

そんなありさの額は 冷や汗でびっしょりだった……。

「わぁ~!! 有栖川さんの部屋 めっちゃ綺麗だね~!!」
「そ…そうかな?」
「光栄です」
「(……ギクッ!?)」

「えっ?今 何て……?」
「あっ…ありがとう!!って言ったの(汗)」

ハッシュドビーフめ~!!!!
声出しちゃ駄目だって言ったのに!!

「あっ…!! 美味しそうなクッキー発見!! 有栖川さんが作ったの?食べても良い?」
「うん…良いよ!!(本当は私が作ったんじゃないけどね…)」

「モグモグ…ん~美味しい♪」
「そっか 良かった…!!(マッシュは何でも上手よね…)」

「クッキーと一緒に 紅茶もどうぞお嬢様」
「…ぶはっ!?」
「……?どうしたの?」

ピンクのエプロンを着たマッシュが 台所に立っていたのだ!!
※兼山さんは 気付いていないらしい。

「(隠・れ・て・ろ…って言ったでしょ―――!!怒)」

ありさはマッシュの頭を引っ掴み 台の下にグイッ!!と押し込んだ。

「…有栖川さん?大丈夫?」
「な、何でもない…!! 私 お茶入れるね!!(滝汗)」
「ありがとう~!!」

後で覚えてろよ マッシュ……
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