第二章 ありさ大ピンチ!?

ありさが寮から出ようとした時。

「おはよう 貴女は有栖川さんね?」
「おはようございます 五木さん」

この女性は五木いつきイツ子さん。
女子寮の寮母さんだ。

「…何だか眠そうね?良く眠れなかった?」
「――あの…実は…」
「………?」

部屋に変な男性が居る…なんて絶対に言えない。

「男子禁制なのに男性を部屋に泊めた」として
ありさが罰を受ける可能性があるからだ。

「私の部屋に何か…虫が居るみたいで…。気になって中々眠れなかったんです」
「あら そうだったの……」

「私…虫が苦手で…。部屋を見てもらっても構いませんか?」
「分かったわ。貴女たちが学校に行った後 他の寮母さんたちと一緒に部屋を見て回るから」
「良かった…!! ありがとうございます!!」

後は 「まさか虫じゃなくて 男性が忍び込んで居るとは知りませんでした」と言えば ありさが罰を受ける事は無い……筈。

フッフッフ――。
これでマッシュとはお別れよ!!

さよなら…マッシュ・ド・ビルク。
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