第三章 昔ばなし
「へ~。まるで小説とかドラマみたいなお話ね?
それでその後二人はどうなったの?」
「…国を裏切り逃亡した二人は―――」
「二人は―――?(ごくッ…)」
「小さな村で幸せな一生を過ごしましたとさ…ちゃんちゃん♪」
「ほっ…なーんだ…良かった――じゃなくて!!」
ありさは机を バン!! と叩いた。
「いかがなさいました?」
「今から500年も前の話って…じゃあ貴方は――ゆ、ゆ、ゆ…幽霊なの!?」
「左様でございます」
マッシュはニコッと笑った。
道理で……。
「誰にも気付かれなかった訳ね……」
「お褒めに預かりマッシュは光栄です」
「いや…全然褒めてないから!!」