シナリオ「噤めぬ情調」テストプレイしてみましょうか

時間軸は悪霊の家のあとあたりでいいかな

石嶋さんは御子紫さんの名刺をもらっています

自分から御子紫さんに接触することはある？御子紫からはないかも

石嶋さんのほうから接触があればその後たまに会う機会もいくらかあるでしょう

そうだねえ
御子紫はどんな話もわりかし否定することなく聞く性質です

しょっちゅう会うわけではありませんが、たまに話題ができた時飲むくらいの仲かな

その日も石嶋は不思議体験の話をぶちまけるため御子紫と飲んでいた帰りです
こういうときは話を聞かれても問題ない大衆居酒屋か個室のある飲み屋でしょうね

御子紫と石嶋さんはほろ酔いでいい気分です

あなたがなんとはなしにポケットに手を突っ込むと、手にカサリとした感触が伝わりました。
このポケットには何も入っていなかったはずです。

白い台紙に絵が印刷されたカードですね。恋人同士のような絵に、VI THE LOVERS と書いてあります。
知識かリアルアイディアで何であるか気づけます

あなたが気づいたようにそれはタロットカードですね。
時計で時間を確認していたらしい御子紫が顔を上げて石嶋さんのほうを向きます。

何、それ

（こんなものを持っていただろうか？）
不審に思いつつ、気づけば近くにいる御子紫へ問いかけようと名前を呼ぶでしょう。

御子紫の名前を呼んで、次いで出る言葉は不自然なほどに無意識に口から飛び出します。

御子紫は死ぬほど驚いた顔をしてますね

それは一瞬のことで、すぐに

え？ああ、うん

とあんまり気にしてないらしい返事を返してきます

石嶋さん自身なぜそのようなことを口走ったのか全く分かっておらず混乱していることでしょう

「たりない たりない ……が たりない」

さて、この空間ではある制約が課せられます。
フェアでなくなってしまうため、プレイヤーに制約を公開します。

以上です。

石嶋さんと御子紫はこの白い部屋の床に横たわった状態で目を覚まします。

御子紫は床に体を起こすと小声で何かつぶやいたようです

御子紫は「さっきの聞かなかったことにしていいかな」とつぶやいていました

ここどこかな

…僕口に出してた？

御子紫は眉をひそめて不審げに石嶋さんを見ています

また、石嶋さんの足首には淡い光を放つ紐がくくられています。
どこかへ延びているようです。

御子紫は紐を手でいじっています

あたたかい

人肌くらいかな…

壁画に目をやりますね

部屋の描写が終わってなかったので続きですが
壁画と反対側の壁際に白い大きな箱？のようなものがあるかな

ひもは特に邪魔ではなく、歩けそうです

きみがそう思うと同時に御子紫が振り向くけど、特に何もせず見てる
紐はなんだかあたたかいですね

さあ　なんだろうね

怖いんだ

御子紫が振り返って笑います

君も僕もさっきと同じ服装だからそのまま飛ばされてきたのかな。
（お酒くさいし。
あるいは夢かもね。）

…考えたことが全部伝わるのはやっかいだな

箱…

振り返って箱の方を見ている

僕だって帰りたい。明日も仕事なのに

箱のほうへ歩いていきます

（子供かな）

（振り返ってあげよう）

誰かの棺かな

（誰だろう？連れてきた人物かな
死人はまさかそんなことはしない）

石棺に耳を当ててみると、中から泣き声のようなものが聞こえますね
シクシク…といったかんじです

何か聞こえる？

（脅かしすぎたかな）

開けようと試みる

開かない
（重い）

死体は泣かないよ

ふうん

ノックしてみようかな
コンコン

特に返事はありませんでしたが、石棺の陰から小さな光が飛んできました。

蛍かな

綺麗…まあ綺麗なのかな…
（案外図太い）

手を伸ばしてみると、妖精は石嶋の目の前で意味ありげに飛ぶね

「私は石棺の従者 この空間の案内係です」

（喋ってはなくない…？）

案内係ねえ
ここはどこなの

御子紫は明らかに訝しんでいる

妖精はせわしなく飛び回っています
次のような意味に取れることでしょう

「ここは石棺の中で泣いている主が創った場所。
石棺の主は「真実の感情」について研究しているが、成果が得られず嘆いている」

「研究の一端として、ここでは嘘も吐けなければ、隠し事もできないように出来ている」

（迷惑な）

妖精の光文字『帰還の条件…』

『ここでは様々なものたちの感情の度合いを測り、集計することで実験に必要な情報を集めている。
感情の強さを測るために、いくつかの試練を受けてもらう事が探索者への要求である』

『命の危険はないが、時には苦痛が発生する可能性はある』

妖精「しませんが、気を付けて 紐があなたの命綱です」

妖精『 足に括り付けられた光の紐は、探索者たちを元の世界へ帰すための命綱。
もし無理矢理引きちぎってしまえば、帰ったとしても無事ではすまない』

『並びに光の紐を銜えている虹蛇は、現実世界とここを繋げる役目を担っている。
よってあの蛇から無理矢理に紐を離させても危険である』

何もかもわからないことだらけでしょ…

（面倒だなあ）

それしかないなら、そうするよ

そうだろうね

ほたるくん

妖精→蛍くん『 ３つの部屋にそれぞれ別の審判者がおり、彼らが内容を決めている。
そのため案内係は試練の詳細を知らない』

『審判者たちの名前は「ヘイムダル」「トール」「ロキ」』

『向かう順番は自由だが「ヘイムダルの部屋」であれば、さほど難しくないかもしれない。
「トールの部屋」は乱暴者には向いているかもしれない。
「ロキの部屋」は何をするのかが一番わからない』

『試練への挑戦は１部屋につき１回だけ可能』

蛍くん『 挑戦を諦めたり失敗すると、審判者からは何も与えられない。
審判者により試練の結果が評価に値すると認められれば【証の宝石】が与えられる』

『【証の宝石】は主へ渡せば、きっと満足して帰してくれるだろう。
宝石は数は多いほど良い。場合によっては報酬を与えてくれるだろう。
逆に数が少ないと、意地悪をされるかもしれない』

（勝手に呼び出しといて、自分勝手な話だよ）

蛍くんはまだそのへんをふわふわしてます

きみそんなに乱暴者ってキャラだった？
（別にどこでもいいけど痛いのは嫌だな ）

何かないように気を付けてね…すぐに病院いけそうにもないし

それがいいんじゃない
（まあ妥当だろうな）

君は裏表なさそうだから大丈夫でしょ
（あまり頭を使わないようにしないと）

大人は狡いんだよ

御子紫はスタスタとヘイムダルの入り口へ向かいます

そういうところが子供なんだよ

入り口の手前で、御子紫が振り返ってニコっとしてみせます