ユーシア「ぴえっ」
マオ「む、なんだ、ただの虫ではないか」
ユーシア「ごっ、ごごごゴックローチだぞ！黒くて速くて急に飛ぶ！！」
マオ「貴様、まさかこんなものが怖いのか？」
ユーシア「やめろつまむな近づけるな！！」
マオ「……こんなあからさまな弱点がある奴に我は倒されたのか」
ユーシア「だ、誰だって怖いもんのひとつくらいあるわぁ！！！」
マオ「……あー、わかったから落ち着け」
ユーシア「ふえ？」
マオ「小娘の姿で泣き喚かれると調子が狂う……こんな虫いくらでも追い払ってやるから」
ユーシア「マオ……」
マオ「伝説の勇者も形無しだな」
ユーシア「う、うるさいな」