元祖勇者S物語
~魔王城へ~
長い旅の果て、一行はついに魔王の城へと辿り着いた。
勇者「あ~やっと着いたよ~」
魔法使い「おつかいイベントに意外と手間取っちゃったわね~」
勇者「全くだよ! 勇者の証を見せろとか超意味わかんないんだけど~」
戦士「そのおつかいイベントを片っ端から力ずくで終わらせたくせに……険しい山に囲まれた魔王城に行くのに空飛ぶ乗り物とか探さないか普通なら!? 聖なる霊鳥を目覚めさせるには世界中に散らばる七つのオーブが云々ってヒントも貰っただろ!」
勇者「与えられたレールの上を行くだけの人生って虚しくない?」
戦士「確実にオーブ集めが面倒臭かっただけだろ! 『虚しくない?』で山ひとつ吹っ飛ばすな!!」
魔法使い「吹っ飛ばしたのはあたしの魔法だけどね♪」
勇者「いやぁ、魔法使いは頼もしいなぁ☆ それにひきかえ戦士は……」
戦士「あー悪かったな使えなくて! いいからもう城入るぞ!!」
魔法使い「あーあ、拗ねちゃった」
勇者「カルシウムが足りてないんじゃない?」
重々しい扉を開けると、そこには魔物がわんさか待ち構えていた。
戦士「うわ、わかっちゃいたがすげぇ出迎えだな……」
魔法使い「敵の本拠地だもの、当然よ。こうなったらやる事はひとつ……」
戦士「……やる事?」
魔法使いは炎の魔法を唱えた!
―ちゅど~ん☆―
魔法使い「片っ端から叩き潰すのよ♪」
勇者「逃げようなんて思うなよ魔物ども~歯向かった時点でお前らの選択肢は『死』しかないんだからな★」
戦士「あああいつもどおりの展開ー!!」
わんさかいた魔物達は怯えて逃げ惑うものまで一匹残らず倒された。
勇者「正義は勝ーつ!」
戦士「釈然としない……」
魔王「なんか一階が騒がしいと思ったら急に静かになったんだが!?」
戦士「魔王おりて来ちゃった!!」
長い旅の果て、一行はついに魔王の城へと辿り着いた。
勇者「あ~やっと着いたよ~」
魔法使い「おつかいイベントに意外と手間取っちゃったわね~」
勇者「全くだよ! 勇者の証を見せろとか超意味わかんないんだけど~」
戦士「そのおつかいイベントを片っ端から力ずくで終わらせたくせに……険しい山に囲まれた魔王城に行くのに空飛ぶ乗り物とか探さないか普通なら!? 聖なる霊鳥を目覚めさせるには世界中に散らばる七つのオーブが云々ってヒントも貰っただろ!」
勇者「与えられたレールの上を行くだけの人生って虚しくない?」
戦士「確実にオーブ集めが面倒臭かっただけだろ! 『虚しくない?』で山ひとつ吹っ飛ばすな!!」
魔法使い「吹っ飛ばしたのはあたしの魔法だけどね♪」
勇者「いやぁ、魔法使いは頼もしいなぁ☆ それにひきかえ戦士は……」
戦士「あー悪かったな使えなくて! いいからもう城入るぞ!!」
魔法使い「あーあ、拗ねちゃった」
勇者「カルシウムが足りてないんじゃない?」
重々しい扉を開けると、そこには魔物がわんさか待ち構えていた。
戦士「うわ、わかっちゃいたがすげぇ出迎えだな……」
魔法使い「敵の本拠地だもの、当然よ。こうなったらやる事はひとつ……」
戦士「……やる事?」
魔法使いは炎の魔法を唱えた!
―ちゅど~ん☆―
魔法使い「片っ端から叩き潰すのよ♪」
勇者「逃げようなんて思うなよ魔物ども~歯向かった時点でお前らの選択肢は『死』しかないんだからな★」
戦士「あああいつもどおりの展開ー!!」
わんさかいた魔物達は怯えて逃げ惑うものまで一匹残らず倒された。
勇者「正義は勝ーつ!」
戦士「釈然としない……」
魔王「なんか一階が騒がしいと思ったら急に静かになったんだが!?」
戦士「魔王おりて来ちゃった!!」