EX~ちびっこ魔獣のきもだめし~
「子犬君ってさ、オバケ怖くないの?」
「……は?」
唐突な質問に、ルーツは眉をひそめた。
クレインは楽しそうに、
「いやぁ、だってさ……トレジャーハンターって遺跡とか行くじゃない?……なんか、いかにも『出そう』だよね★」
なんて、手でオバケらしきジェスチャーをしながら子犬を脅かす。
「バ、バカか!? そんなんいちいち怖がってたらハンターやれねーっての!」
「あ、その反応アヤシイな~」
そんな二人のやりとりを傍観していたファングだったが、ふいに表情を綻ばせる。
「……フ、」
「あ、なんだよファング! まさかアンタまで疑うんじゃないだろうな!?」
零した笑みに気付いた子犬が噛みつくが、
「いや、違う。ただ……子供の頃の話を思い出してな……」
「子供の頃って、魔獣達が一緒に暮らしていた頃?」
それに氷狼は一瞬少し寂しそうな、懐かしげな顔をするが、すぐに笑って。
「……ああ。ガナや他の友達と遊んでいた頃の……な」
それに二人はすぐさま反応を示す。
「ファングが子供の頃かぁ……」
「聞きたい聞きたい!」
「はぁ……仕方ないな」
氷狼は苦笑しつつ、語り始めた。
「……は?」
唐突な質問に、ルーツは眉をひそめた。
クレインは楽しそうに、
「いやぁ、だってさ……トレジャーハンターって遺跡とか行くじゃない?……なんか、いかにも『出そう』だよね★」
なんて、手でオバケらしきジェスチャーをしながら子犬を脅かす。
「バ、バカか!? そんなんいちいち怖がってたらハンターやれねーっての!」
「あ、その反応アヤシイな~」
そんな二人のやりとりを傍観していたファングだったが、ふいに表情を綻ばせる。
「……フ、」
「あ、なんだよファング! まさかアンタまで疑うんじゃないだろうな!?」
零した笑みに気付いた子犬が噛みつくが、
「いや、違う。ただ……子供の頃の話を思い出してな……」
「子供の頃って、魔獣達が一緒に暮らしていた頃?」
それに氷狼は一瞬少し寂しそうな、懐かしげな顔をするが、すぐに笑って。
「……ああ。ガナや他の友達と遊んでいた頃の……な」
それに二人はすぐさま反応を示す。
「ファングが子供の頃かぁ……」
「聞きたい聞きたい!」
「はぁ……仕方ないな」
氷狼は苦笑しつつ、語り始めた。