菊「にゃーにゃにゃー♪」


不「英二、随分ご機嫌だね」


菊「だってさだってさ、見てよこれ！」


不「…チョコレート？」


菊「昨日りんから貰ったんだけどさー猫型なんだよね」


不「本当だ、可愛いね。」


菊「でしょ！俺嬉しくって、今日皆に見せびらかそうと思ったんだ」


不「……それなら、僕も見せびらかそうかな」


菊「って、不二も？」


不「うん。カメラの形なんだ」


菊「何だよ～やっぱ皆貰ってたのかぁ」



ｶﾞﾁｬ



リョ「ちっス」


菊「あ、おっチビ～！おチビは、りんから何型のチョコ貰った？」


リョ「チョコ？」


不「昨日、皆にくれたみたいなんだ」


リョ「……はぁ」
















－昨日の朝－



『お兄ちゃんはいっバレンタインデーのチョコレートっ』


リョ「…………これ、親父と合わせてじゃなくて？」


『へ？ううん、お父さんにはこっちのお酒が入ったチョコ作ったよ？』


リョ「…………」


『う、いらなかったかな…？』


リョ「…帰って来たら食べる」


『！うん…！』















菊「あ、ハート型とか？」


リョ「……まぁ、そんな感じっス」


不「りんちゃんらしいね」


菊「よーしっ皆に何の形のチョコか聞いてくるにゃー！」


リョ「（………先輩達には黙っておこ）」




















ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ



謙「お、白石？……は？越前からりんちゃんに貰ったチョコの写真が送られて来た？２段重ねケーキ？別にええやん、お前も高そうなトリュフもろうてたんやし。は、あれは手作り？……って知らんがな！！」











＊＊＊


リョーマの大勝利？
白石さんにだけメールで自慢しちゃうお兄ちゃん。

わかりにくいかもですが、最後は謙也が白石と電話で話してます。