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*白石さんが本当に本当にキャラ崩壊
*not会話文
おーるおっけい
それは、りんちゃんとソファーに座り、テレビを見とる時やった。俺ん家?ちゃうちゃう紅葉ん家や。
りんちゃんのお父さんは厳しい人みたいやし、俺の家族にもきちんと紹介してないし、そこんとこはちゃんとしとかなアカンから。ああ、紅葉?殆んど店におるし余計な気ぃ遣わんでもええねん。
これは幼馴染みの特権やで。(どやっ)
せやけど流石に人様の家やし、イチャイチャは出来ひんよなぁ…いや、ちゅーてもいつも、俺が一方的に甘えとるだけやねんけどな。
チラリと隣を見ると、ココアが熱いのかフーフー息を吹き掛けとるりんちゃん。その可愛すぎる動作に俺の頬の緩みも治まりそうにない。
こっちを向いて微笑んだ顔が見たくて、彼女の名前を呼ぼうとした時、
《……貴方は、恋人が例え今の姿でなくとも、変わらず愛することが出来ますか!?》
テレビから突如聞こえた声に、ピクリと反応してもうた。何の番組やったっけと画面に視線を移せば、司会者らしき男が一組の男女の間に立っていた。成程、彼女の年老いた姿をパソコンで見せとるんやな。男の手には○と×が書かれた旗があり、それを上げる仕組みらしい。
今の姿でなくとも…か。
ちゅーことは、りんちゃんがおばあちゃんになった時ってことやな。りんちゃんがおばあちゃんね……
~妄想スタート~
『蔵ノ介さんはいつまでも若々しくてかっこいいのに、私だけ…こんな』
白「何言うとんねん。りんちゃんはいつまでもかわええで」←手を引いてる
『ふふ、思い出したわ』
白「?」
『私が…優しい蔵ノ介さんを大好きだったこと』
白「……っ」
~妄想終了~
小皺ごと愛したる…!!
しわくちゃでカサカサの手もりんちゃんのだと思うた途端、愛しすぎるわ!プラス腰が低いと更に上目遣いになるしな。天使の微笑みはいくつになっても健在や。
『この番組、面白いですね』
ほのぼのとテレビを観覧するりんちゃんに、そやなぁと言おうとした時、画面にハッとした。次に司会者がパソコンで映し出したのは、彼女が男になった姿やった。
な、なん…やと?
りんちゃんが男?
~妄想スタート~
in白石の部屋
『蔵ノ介…最近、彼女出来たって本当?』
白「はぁ?出来てへんけど」
『え!そうなの?友達が噂してたからさ』
白「…ほっとした?」
『な、なななに言ってんだよ!///』
白「ははっ冗談やって。あ、お菓子食べる?」
『……うん。(蔵ノ介は俺のこと、弟としか思ってないんだろうな。女の子だったら良かったのかな…?)』
~強制終了~
性別を、性別を越えたる。りんちゃんを前にしたら性別なんて何の問題もない、只のオプションや。
それにしても…りんちゃんのことやから、男になってもかわええに違いない。昔はちょっとおてんばやったみたいやし、しょっちゅう切り傷つくって来たりしてな。その度俺が手当てして、泣くのを我慢するりんちゃんとか……な、何て可愛いんや。
『あの、白石さん…?』
いや…幼女りんちゃんも捨てがたいかもしれん。『りんね、大きくなったら、くらおにーちゃんと結婚しゅるの!』とか舌足らずな話し方で言われたらアウトやな。一生待っとるから早よ大きくなって。
最早人間じゃなくて、猫や犬でもええわ。
猫やと、りんちゃんは真っ白でふわふわした種やろうし、犬やったら…子犬希望やな。ポメラニアンとかチワワとか……
か、可愛い…!!(壊)
『わ、白石さんっは、鼻血が…!』
白「え、……!?」
俺の顔を見て慌てるりんちゃん。その時、滴る赤いものの存在に初めて気付いた。うわ、やってもうた。これは、流石にりんちゃんも引いて……
『大変っ早く横になってくださいっ』
何を思ったのかりんちゃんは素早くその場に正座し、自身の膝の上をぽんぽんと叩いた。
え、え、ええ!?ななな何しとんのこの子!?
嬉しいけど、それは逆効果な気が…っ
動けないでいる俺の手を引き、半ば無理矢理りんちゃんの膝の上に仰向けにされた。ティッシュを何枚か取り、ふわりと俺の上に被せる。
『暫くこうしてれば、止まりますよ』
積極的な行動に唖然としていたものの、微笑み掛けるりんちゃんにじん…と感動した。
何て優しい彼女を持ったんや俺は。そっと柔らかな手付きで髪を撫でられて、今俺は世界中で一番幸せやないかと思う。
やっぱり、このりんちゃんがええなと彼女を見上げながら言えば、りんちゃんは少しだけ目を丸くした。
『さ、さっきのテレビ……』
言いにくそうに言葉を濁らせ、頬を赤く染めるりんちゃん。俯いた瞬間、バチリと視線が合わさった。あわあわと慌てとる顔を、下からじっと見つめる。(鼻にテッシュ詰めながらやけど)
そんな俺の視線に耐えきれなくなったのか、りんちゃんは顔を真っ赤にしながら口を開けた。
『もし、白石さんがおじいちゃんになっても、きっと大好きなんだろうなって……勝手に妄想しちゃいました』
そう言って恥ずかしそうに微笑むりんちゃんに、再び悶え死ぬこととなる。
俺、この子には一生敵わへん気がする……
来世も傍にいてください
(…来世だけですか?)
(え?)
(私は、来世もその先も、そのまた先も…ずっと、白石さんと一緒がいいですっ)
(……ッッッ!)
(わ、白石さん…!?)
(どないし…ってうわあああ!?蔵が大量出血しとる!)
***
何がしたかったのか。
すみませんでした(^^;)(;^^)
