日常
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*りんside*
『はぁ…はぁ…』
息を切らしながら、制服姿で走る。
今日は都大会決勝戦。青学は山吹中とあたる。
いつものように応援に行こうと思ってたけど、午前中は学校があった為仕方がないと諦めた。
でも気になって気になって、今こうして走っている…
(お兄ちゃん、大丈夫かな…)
この間の怪我のこともあるから心配だよ。
よくわからないけど、胸騒ぎがした。
着いたらで目に映るのは、コートを囲んでいる人達ばかり。
頑張って背伸びをするけど、よく見えない。
(うう…小さいと不便だなぁ)
身長が小さいとこういう時大変だ…と改めて実感した。
なんとか隙間からコートを見ることができた。
…と思ったら、周囲から歓声が聞こえた。
「「越前!越前!」」
「「青学!青学!」」
試合は、お兄ちゃんのマッチポイントだった。
スマッシュで決めるのかと思ったら…ドロップボレー。
ボールは相手コートに入った。
ズザザッ
相手選手がお兄ちゃんの胸ぐらをつかんだ。
『お、お兄ちゃん!』
リョ「俺の勝ち。
あんたもわりと、頑張ったけどね」
お兄ちゃんがそう言うと、相手選手は可笑しそうに笑っていた。
「ゲームセット、ウォンバイ青学越前、6‐4!」
(すごい…)
青学は優勝。都大会制覇だ。
閉会式が終わり先輩達のもとへ行くと、すごく喜んでいた。
菊「あれ~りんだ!」
『こんにちは。あの、皆さん優勝おめでとうございます』
そう言って微笑んだら、皆笑って「ありがとう」と言ってくれた。
『ごめんなさい、差し入れ作って来たかったんですけど、時間なくて…』
桃「いーっていーって!
なぁ、海堂」
海「………」
海堂先輩は静かに頷いた。
やっぱり優しい人だなぁ。
『!荒井先輩、大丈夫ですか?』
顔に無数の傷をおった荒井先輩へかけよる。
荒「ああ、こんくらい平気だ」
『…あの、ちょっとじっとしててくれませんか?』
荒井先輩が返事をする前に、鞄から絆創膏を取り出した。
それを右頬に優しく貼る。
荒「な…//」
『これ貼ると、すぐに治るんですよ。お兄ちゃんもそうだったから』
先輩、顔赤い?
もしかして痛かったのかな…
荒「ま、まぁ…ありがとな」
『?はい!』
「荒井、良かったな~」
池田先輩が荒井先輩の肩を組みながら言った。
荒井先輩は、すぐに払っていたけど…
でも、青学が優勝できて
本当に嬉しいな。
リョ「荒井先輩、」
荒「?何だよ」
リョ「りんに手出したら許さないっスよ」
荒「………」
『?』