日常
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雪「あははは!そんなに映画観たかったの?」
『ち、違うよ!お兄ちゃんに誘われたことが嬉しかったの』
雪「(…この子何処までブラコンなんだろう)」
「そう」と呟きながらりんの将来が心配になってきた雪。
今はランチタイム。
りんと雪は、大きな木の下で腰をおろしてお弁当を食べていた。
雪「でもさ、青学ってかっこ良い人多いんでしょ?」
面食いな雪はきらきらと目を輝かせる。
『うん。皆すごくかっこ良いよ』
雪「手塚さんが有名だよね~」
『え、雪ちゃん知ってるの?』
雪「もっちろん!各学校のイケメンはチェック済みです!」
雪は胸を張って話す。
『(すごいなぁ雪ちゃん)』
そんな雪を見て、りんは感心するばかりだった。
雪「あとは氷帝学園ね」
『氷帝学園?』
雪「跡部様のいるテニス部だよ?!まさかりん、知らないなんて…」
“跡部”と聞き、昨日杏が言っていたことを思い出した。
『(いつか、青学と対戦するのかな…?)』
その後、いかに跡部が有名であることを延々と語られるりんであった。
夜、事件は起こった。
ドンガラガッシャン!
キッチンの方で大きな音が響いた。
『…お、お兄ちゃ…』
倫「りん!どうしたの?」
南「すげー音だったぞ」
倫子と南次郎がかけよると、体を震わせているりんの姿があった。
その視線の先には…
リョ「………」
顔に無数の傷をおったリョーマがいた。
頭には包帯を巻き、頬には大きな絆創膏を付けている。
『きゅ、救急車!』
倫「…りん、落ち着きなさい」
慌てるりんと違って、倫子は冷静に話す。
倫「リョーマ、どうしたの?」
リョ「…転んだ」
視線を外し短く言うリョーマ。
今まで黙って聞いていた南次郎が急に吹き出した。
南「転んだ?ずいぶんダイナミックにいったな」
リョーマはケラケラ笑う南次郎を睨み付ける。
階段を上がろうとしていたリョーマは急に振り返り、りんの近くまで歩いて行った。
リョ「大丈夫だから」
『………』
直も俯いているりんの頭をリョーマは優しく撫でた。
『……うん//』
倫&南「「((さっきまであんなに慌ててたのに!))」」
安心したように微笑むりんを見て、両親は色んな意味で心配だった。